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これがイマドキ!? 大学生に関する調査から見える彼らの本音

アルバイトスタッフとして、欠かすことのできない大学生。学生でありつつ、アルバイトとして労働力となってくれている大学生たちの実態はどのようなものなのでしょうか。14年卒から20年卒までの学生を対象に行ったアンケート調査、「大学生のライフスタイル調査」の結果を紹介します。アルバイトについてどうとらえているのか、将来的な労働に対する考え方はどのようなのか、大学生の本音を紹介・解説します。

目次

定期的なアルバイトをしている大学生の割合は増加傾向

大学生が最もストレスを感じているのは「就職活動」

将来の共働き志向は上昇傾向、調査開始以来最高値に

まとめ

定期的なアルバイトをしている大学生の割合は増加傾向

まずは、最も気になるポイントのひとつでもある、学生とアルバイトの関係について見ていきます。アンケートでは、定期的なアルバイトの有無、平均月収などについて質問をおこないました。下記のグラフでは男女比、文系理系比について分析しています。

出典:「2020年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」を加工(https://saponet.mynavi.jp/release/student/life/mynavilifestyle2020/

学生の中で、定期的なアルバイトをしている割合は平均で78.4%。文系と理系では文系の方が割合が多く、男女では女性の方が多いという結果でした。定期的なアルバイトをしている学生の割合は、どの属性においても15年卒が一番低く、それから一定して上昇傾向を見せています。14年卒の学生を対象にした初回調査以降、20年卒が最も割合が高い結果となりました。

ちなみに、アルバイトでの平均月収は文系男子で約4万5千円、文系女子で約4万2千円、理系は男女ともに3万2千円台という結果でした。
時給を1,000円と仮定すると、文系学生で約40時間、理系学生で約32時間が平均的な勤務時間となります。

定期的なアルバイトをしている大学生の割合は約8割と高く、14年卒から20年卒までの推移では上昇傾向にあります。つまり、現在の大学生においては、大学で過ごす時間だけでなく、アルバイトも学生生活において重要な位置を占めていることが分かります。

大学生が最もストレスを感じているのは「就職活動」

次に、生活の中で何に楽しさを感じ、何にストレスを感じているのかについての回答を紹介します。この回答からは、学生それぞれが生活において何を重視しているのか、また、どのようなライフスタイルを好んでいるのかについても垣間見ることができます。

出典:「2020年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」を加工(https://saponet.mynavi.jp/release/student/life/mynavilifestyle2020/

大学生が「楽しさ」を感じるものについては、すべての属性で「会って話す」が最も選ばれました。男性の場合、「ゲーム」や「音楽鑑賞」など、自分の趣味に関する項目が続いています。女性は「旅行」や「音楽鑑賞」などの趣味に加え、文理共に「食事」という項目が多く選ばれています。これは、男性に比べ女性の方が、食事にイベント性を持たせ、ストレスマネジメントをしているということでしょうか。
対して、ストレスについてはすべての属性で「就職活動」が最も多く選ばれています。「勉強」や「ゼミ・研究活動」など学業に関する項目も多い中、「金銭問題」「アルバイト」も多く選ばれている点にも注目したいところです。大学生にとってもアルバイトは生活の一部として重要な位置を占める反面、それに伴うストレスも生じていることがわかります。

将来の共働き志向は上昇傾向、調査開始以来最高値に

将来の働き方については、結婚後の働き方と、育児と仕事のバランスについて質問しています。
特に、将来の共働き志向についての割合推移に着目してみます。

出典:「2020年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」を加工(https://saponet.mynavi.jp/release/student/life/mynavilifestyle2020/

結婚後の働き方については、全体では約58.9%が共働きが望ましいと答えています。男女に分けると、男性が49.5%に対し、女性は70.8%でした。この数値は、男女ともに調査開始以来最も高い数値となっています。また、育児と仕事のバランスについては、男性43.6%が「育休を取って積極的に子育てしたい」と答えています。対して女性は20年卒が66.0%と、調査開始以降の最高値である14年卒の77.4%と比較すると10%以上の差があります。これらの結果から、大学生の間でも女性の共働き志向、キャリア志向が進んできている流れがあり、また男性側にもそれに呼応する形で共働き志向や育児志向の高まりが見られています。

まとめ

大学生に対するアンケート調査の結果から、働き方に対する考え方を分析・紹介しました。今回の結果から、男女ともに共働き志向の上昇を見て取ることができました。また、育児についても、女性だけでなく男女ともにおこなっていきたいと考えている割合が全体として上昇傾向にあります。また、定期的にアルバイトをしている大学生の割合も男女ともに増加しており、積極的に働く傾向にあることが分かります。これからの職場づくりにおいては、女性のキャリア形成や男女ともにプライベートと仕事とのバランスが重要となっていくことは間違いないでしょう。

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