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学生の採用がうまくいかないのは学生の本音を知らないから…?学生の採用を成功させる方法とは

筆者はマイナビバイトの『アルバイト紹介』というサービスをご提案していますが、お客様とのお打ち合わせの中でも「学生の採用が思うように進まない」というお話を頻繁に伺ってきました。
その中でも、特に多く寄せられるお悩みが「学生が何を基準に、何を考えてバイト探しをしているのかがわからない」というものです。

採用をご担当されている皆様も、ご自身が社会人になり「学生を採用する」側になると、学生の頃どのように・どういう気持ちで過ごしていたかを思い出せなくなってしまう・・・というのはよくあることではないでしょうか?

今回はマイナビバイトの『アルバイト紹介』で様々な求職者のアルバイト探しをサポートする筆者が、学生時代にどうやってバイト探しをしてきたかというエピソードを交え、今の学生が抱える本音と企業が学生を採用するための工夫をお伝えします。

目次

学生はこんなところを見ている!?筆者の学生の頃のバイト探しのエピソード

学生を採用したい企業様に意識していただきたいポイント

本記事のまとめ

学生はこんなところを見ている!?筆者の学生の頃のバイト探しのエピソード

まずは筆者のエピソードからご紹介します。

初めてアルバイトをしたのは大学1年生の頃。「いろいろな経験をしたい」という想いで探していました。

仕事の経験ができれば何でもよかったというわけでもなく、給与や条件ももちろん大事。しかし、それよりも大事にしていたのが「働くイメージができないアルバイトは怖い」という気持ちでした。
学生だった私にとって「アルバイト」は、社会というまだ知らぬ世界に飛び込むということ。初めてのアルバイトなら尚更です。

「求職者」という立場からすると、求人広告に掲載されている情報だけでは、見えにくい部分が多くあります。アルバイト探しをしていた当時、「職場環境や雰囲気」などは特に伝わりにくいと自身も感じていました。
そのため、求人広告に掲載されている情報が少なかったり、ホームページやSNSがなくて職場の雰囲気を確認できないアルバイト先は候補から外して検討していました。

応募までに2週間程かかりながらも、「働きたい」と思えるバイト先が見つかり応募しましたが、1か所だけへの応募だと不採用になったときにまたアルバイト探しの振り出しに戻ってしまうという不安から、念のため別のバイト先にも応募しました。

WEBで応募したらその日中に面接の案内メールが届き、早めのレスポンスがあったことにまず安心したのを覚えています。
その後の面接日程の調整もスムーズに進み、当日の持ち物や些細な質問などにも丁寧な返信をいただいたことで「この職場なら大丈夫」という信頼感が生まれました。
念の為応募したもう1か所のアルバイト先からは2日後に連絡が来ましたが、既に最初に応募したアルバイト先との面接日程を組んでしまっていたため、辞退。
面接の3日後には無事採用の連絡があり、そのスピード感のある対応で不安もなくなり、働くのが楽しみになりました。

その企業は仕事内容や職場の雰囲気、働き方などが求人広告やホームページなどに詳しく書いてあったため、働き始めてからのギャップも少なく、楽しいアルバイト生活を送ることができました。

学生を採用したい企業様に意識していただきたいポイント

ポイント1:働くイメージができる情報開示

筆者がアルバイトを探す上で重要視した点は「働くイメージができるかどうか」という点。職場環境や雰囲気がわからないのは学生当時大きな不安でした。同じ不安を持つ学生も多いと思います。
特に求人広告や公式の求人ページには具体的な仕事内容、職場環境や雰囲気について記載することが大切です

マイナビの調査でも、「仕事内容」「仕事の流れ」や「働く環境の雰囲気や人間関係」についてもっと詳しく知りたいという結果が出ています。

引用)マイナビ「アルバイトに関するユーザー調査(2022年)」p.24

 

「仕事内容」の書き方としては、例えば、

家電販売の業務をお願いします!

よりも

様々な家電を取り扱う家電量販店での接客業務をお願いします。
冷蔵庫コーナー、洗濯機コーナー、スマホコーナーなど、担当する家電売り場が分かれているので、まずは配属される家電ジャンルについて覚えていただければ大丈夫。
担当する家電以外についてお客様から聞かれたら、その家電の担当にバトンタッチできるので、未経験の方でも安心して働けます。
それぞれの家電ジャンルごとにマニュアルもご用意しておりますので、ご安心ください!

というように仕事内容の詳細や事業内容、フォロー体制にも触れることで、より具体的に働くイメージができるようになります。
抽象的でどのような職場でも当てはまりそうな表現は、逆に学生に不安を与えてしまう可能性があるので注意しましょう。

「不安が残ってしまい応募をせずに終わってしまう」「働き始めてからギャップを感じてすぐ辞めてしまう」ということも考えられるため、仕事を覚える流れ(研修制度等)について記載したり、同じ学生や近い世代のスタッフがどういった働き方をしているのか、リアルな声を紹介するのも効果的です。

また、求人広告やホームページ、SNS等の写真を実際に働いている学生のアルバイトスタッフや近い世代のスタッフにして、雰囲気や仕事が一目でわかるようにするのも一つの手段です。
とはいえ、ホームページやSNSで発信する内容は、求人に関係する情報だけではないと思います。以下のように情報を伝える場所を分けておくことがおすすめです。

・職場のイメージや環境はホームページやSNSで発信する
ホームページやSNSは求人に関わる情報以外にも、お客様に向けた情報や会社概要などの基本的な情報も発信する場です。しかし、そのような情報も求職者にとっては職場探しのための情報になる可能性があります。
例えばお客様向けの商品紹介。サービスをどのような想いで提供しているのかというところに共感して、働くことに興味を持つきっかけになるかもしれません。

・働くイメージや職場のリアルな声を伝えるなら求人広告
具体的な求人に関係する情報、ホームページやSNSだけでは伝えられない情報は求人広告上で漏らすことなく発信していきましょう。

 

 

ポイント2:応募後の連絡は早く・丁寧に行う

今のアルバイト市場は、求人数が求職者を上回る、いわば売り手市場になっています。
また、マイナビバイトが独自に行なったアンケート調査では、アルバイトに応募した方の約75%が応募後3日以内の連絡を希望していることがわかっています。
翌日中までに連絡が欲しいとする応募者も約40%を占めるため、応募があった当日・もしくは翌日までには連絡をすることが望ましいです。


参考)マイナビバイト ユーザーアンケート調査(集計期間:2022年10~11月)

 

応募から最初の連絡までの期間が空いてしまうと、他のアルバイトに応募してしまったり、同時期に応募していたアルバイト先で採用が決まってしまい、連絡が取れなくなる可能性が高くなります。

また、求職者がアルバイト探しに困ったことを調査したアンケート(下図)では「企業からの連絡が遅い(来ない)」という回答も多く見られました。


引用)マイナビ「アルバイトに関するユーザー調査(2022年)」p.30

 

応募後は多くの学生が緊張や不安な気持ちを抱えて企業からの連絡を待っています。
「応募がちゃんとできたのか」「面接に進めるのか」「本当に連絡が来るのか」という不安を早めに解消することが採用への近道となります。

また筆者も経験したように、不採用になってアルバイト探しが振り出しに戻ることを避けるためや、他のバイトにも興味があるなどの理由で、同時に複数のアルバイトに応募する学生もいます。

1人あたりの平均応募数が2.2社*1と複数応募が主流になり、他の求人と比較されることが当たり前となっています。早く丁寧な連絡することで学生に安心できる職場だと感じてもらい、「ここで働きたい」と思われるようにしていきましょう。

学生は知らない番号からの電話着信に慣れておらず電話に出ないことも多いので、メール等で「この電話番号からお電話します」と伝えたうえで電話するなどの工夫や配慮も必要です。
メールでの連絡にも慣れていないケースもあるため、SNSの活用もおすすめです。

 

ポイント3:合否の連絡も早く・丁寧に対応する

マイナビバイトが独自で行なったアンケート調査では、アルバイトに応募した方の半数以上面接から3日以内の連絡を希望していることがわかっています。


参考)マイナビバイト ユーザーアンケート調査(集計期間:2022年10~11月)

 

合否の連絡も、応募後の連絡と同様面接から3日以内、できれば当日~翌日中がベストです。

合否の連絡が遅ければ遅いほど、応募者は不採用になったと判断して他のアルバイト先を探し始めてしまうかもしれません。
早めの連絡をすることで、応募者は「アルバイト先に求められている」と実感でき、働くモチベーションにもつながります。

また、採用の場合は初出勤までに必要な準備や勤務開始後の流れを連絡するなど丁寧にサポートすることで、初出勤日直前での辞退やその後の定着にも繋がります。

 

*1
引用)マイナビバイト「アルバイトに関するユーザー調査(2022年)

本記事のまとめ

・職場の雰囲気や環境、働くイメージができないと応募につながりにくくなります。

・応募を獲得するには、求人広告やホームページ・SNSなどで写真などを使い職場の雰囲気をわかりやすく伝えることが重要です。

・求人広告には仕事を覚えるフローや既存スタッフさんの声など、具体的な情報を記載しましょう。

・応募後の連絡や合否の連絡はできれば当日~翌日中までに対応することが大切です。
 合否の連絡も当日~翌日中までに対応しましょう。

・メールや電話の対応や初出勤までのサポートも丁寧に対応していきましょう。

 

学生を採用するためには、まず学生の立場や感情を理解することが重要です。
これまでの求人の打ち出し方、ホームページやSNSの情報発信の仕方を再度見直し、職場の雰囲気や環境を理解してもらいやすいように整理しましょう。
対応の仕方も学生に寄り添い、早く丁寧な対応を心掛けましょう。

もし、それでも「企業の魅力や仕事の内容、職場の雰囲気を伝えることが難しい」「応募者対応に時間がかかってしまう」などのお悩みがあれば、『マイナビ アルバイト紹介にお任せください。

貴社にぴったりな人材が採用できるよう、お手伝いさせていただきます。

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【筆者プロフィール】

K.K
株式会社マイナビに2019年入社。求人広告『マイナビバイト』の営業職として約3年半、山梨県・長野県エリアを担当。
現在は『マイナビ アルバイト紹介』サービスにて、企画や販促などを行っている。

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