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キャリア志向のフリーターに選ばれる職場へ~リスキリング・キャリア支援の重要性~

人手不足が深刻化する中、アルバイト人材の定着と戦力化は重要な採用課題です。しかし、多くの企業がフリーターの本音を把握できていません。人手不足の解決のカギは、「なぜ辞めてしまうのか」「何を求めているのか」といった、彼らの本音を知ることにあるのです。

今回紹介するアンケート調査では、フリーターのキャリア意識、将来への不安、そしてリスキリングの関心度を分析しました。この結果から見えてきた彼らの本音は、これからの人材戦略を考える上で、見逃せないヒントが詰まっています。ぜひ最後までお読みください。

目次

※各目次をクリックすると、読みたい内容をすぐにご覧いただけます。

【1】フリーターの現実|なぜ今、アルバイトを選んでいるのか
【1-1】アルバイトの目的は「生活費のため」が6割以上
【2】キャリア意識について
【2-1】全体の51.7%が「希望するキャリアを歩めていない」と回答
【2-2】将来への不安は約6割、正社員希望者では7割に
【2-3】不安の理由は「経済的不安定」「自信の欠如」「適職が分からない」
【3】正社員の働き方について
【3-1】正社員を希望する理由は「安定」が53.4%
【3-2】正社員化で失われると感じる「ストレスの少なさ」「責任の少なさ」「休みやすさ」
【4】リスキリング(学び直し)について
【4-1】必要性を感じる4割に対し、実施しているのは2割未満
【4-2】学び直しの理由|若年層は「成長」、中年層は「収入」が多かった
【4-3】リスキリングの阻害要因は「費用」「リスキリングの方向性」「時間・気力」
【5】まとめ

【1】フリーターの現実|なぜ今、アルバイトを選んでいるのか

フリーターはなぜアルバイトという働き方を選んでいるのか、まずは、その理由について詳しく調べました。

【1-1】アルバイトの目的は「生活費のため」が6割以上

フリーターがアルバイトを選ぶ理由を調査したところ、現実的な動機が分かってきました。上位3項目は以下のとおりです。

・自分の生活費のため:69.4%
・貯金をするため:44.4%
・趣味のため:33.2%

年代による傾向として、35~44歳の中年層では「生活費のため」が全体平均を大きく上回る一方で、15~24歳の若年層では相対的に低くなっていることがわかりました。この傾向から、年代によってアルバイトに求める価値が異なることがわかります。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.47
マイナビバイトでは、今回ご紹介した調査結果をさらに詳しく分析したアンケートデータや、実践的な人材戦略に役立つ情報を提供しています。フリーターの意識や就労状況について、より深く理解したい方は、ぜひ資料をダウンロードしてください。

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【2】キャリア意識について

次に、フリーターのキャリア意識について調査しました。

【2-1】全体の51.7%が「希望するキャリアを歩めていない」と回答

「現在希望通りのキャリアを歩んでいるか」を尋ねたところ、フリーターの51.7%が「希望するキャリアを歩めていない」と回答しました。特に正社員を希望する人(正社員希望)と独立を目指す人(独立希望)で、この割合が6割を超えています。


引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.50

【2-2】将来への不安は約6割、正社員希望者では7割に

次に、今後のキャリアに関する不安について調査したところ、フリーターの約6割が不安(※1)を感じていることがわかりました。特に、正社員を希望する人の約7割が不安を抱えており、全体平均を大きく上回っています。

企業にとって重要なのは、このような不安を放置しないことです。例えば、明確なキャリアパスを示せば、将来への不安を和らげることができます。そして、将来の道筋が見えることで、モチベーションの向上や定着率アップが期待できるでしょう。

(※1)「不安(計)」は「どちらかといえば不安感がある」+「不安感がある」の合計値

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.51

【2-3】不安の理由は「経済的不安定」「自信の欠如」「適職が分からない」

フリーターが抱える不安の理由を調査したところ、経済面だけではなく、キャリアに関する悩みが見えてきました。上位3項目を以下にまとめています。

・今の経済状況が不安定だから:59.5%
・自分に自信が持てないから:54.2%
・自分に合う仕事がなにか分からないから:38.7%

また、正社員を希望する人や若年層のフリーターほど「自分に合う仕事が分からない」と答える割合が高いことがわかりました。


引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.52

【3】正社員の働き方について

フリーターは正社員として働くことに対し、どのような期待と懸念を抱いているのでしょうか。調査結果から見えてきたのは、安定を求める一方で、現在の働きやすさを失うことへの不安でした。

【3-1】正社員を希望する理由は「安定」が53.4%

正社員で働きたい理由は「経済面の安定」が大きいようです。上位3つの理由を以下にまとめました。

・雇用が安定しているから:53.4%
・固定給がほしいから:51.9%
・賞与がほしいから:41.1%

そのほか、「アルバイトでは稼げないから」「正社員のほうが福利厚生が充実していることが多いから」という声も寄せられました。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.58

【3-2】正社員化で失われると感じる「ストレスの少なさ」「責任の少なさ」「休みやすさ」

その一方で、正社員として働く場合に実現できないこととして、最も多かった回答は「ストレスのなさ(少なさ)」で38.1%、次に「責任がない(少ない)こと」が33.6%、「休みやすさ」が30.2%と続きました。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.60

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【4】リスキリング(学び直し)について

新しいスキルを身に付けたり、学び直したりする「リスキリング」について、フリーターはどう考えているのでしょうか。

【4-1】必要性を感じる4割に対し、実施しているのは2割未満

フリーターの4割(40.9%)がリスキリングの必要性を感じている一方で、実際に取り組んでいるのは2割未満(19.5%)にとどまりました。特に、正社員希望や独立希望のフリーターは、必要性を感じる割合が全体より5ポイント以上高いです。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.82

【4-2】学び直しの理由|若年層は「成長」、中年層は「収入」が多かった

リスキリングに取り組む理由を見ると、全体では「収入を増やしたいから」が25.8%と最も多く、続いて「自己成長のため」が24.5%、「将来の不安に備えるため」22.9%と続きました。

フリーターの年齢層によって、リスキリングに取り組む理由も異なります。若年フリーターは「自己成長のため」が24.2%と最も多く、 中年フリーターは「収入を増やしたいから」が31.1%で最多です。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.83

【4-3】リスキリングの阻害要因は「費用」「リスキリングの方向性」「時間・気力」

リスキリングに取り組めない理由として、以下の3つが上位を占めました。

・負担する費用が重いから:22.3%
・新しいことを学ぶ気力がないから:19.3%
・どのようなことを学び直したら仕事に生かせるか分からないから:17.1%

特に正社員希望者は「負担する費用が重いから」 「どのようなことを学び直したら仕事に生かせるか分からないから」という悩みが、高い割合を示しています。

この現状を踏まえると、企業側からの積極的なアプローチが効果的でしょう。
例えば、

・資格費用の補助や実務につながる研修を用意する
・学習方法の悩みを聞く面談の場を設ける
などが考えられます。


引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.84

【5】まとめ

今回の調査から、フリーターの多くが将来のキャリアに不安を抱え、「リスキリングをしたい」と考えているものの、実際には取り組めていないことがわかりました。

リスキリングの取り組みを妨げているのは、「どこから始めればよいか」という学びの道筋が見えないことです。加えて、費用面での負担、学習を続ける体力・気力の問題も大きな壁になっています。

人手不足に悩む企業にとって、フリーターは貴重な人材です。彼らの「成長したい」という気持ちに答えて、学びの環境を整えることができれば、職場定着や戦力化も叶えられるでしょう。フリーターの本音を理解した人材戦略が、採用成功のカギになりそうです。

マイナビバイトでは、今回ご紹介した調査結果をさらに詳しく分析したアンケートデータや、実践的な人材戦略に役立つ情報を提供しています。フリーターの意識や就労状況について、より深く理解したい方は、ぜひ資料をダウンロードしてください。

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