人手不足が続くなか、主婦(夫)アルバイトは現場を支える大切な存在です。長く活躍してもらうためには、仕事のどこにやりがいを感じているのか、どんな不安を抱えているのかといった「本音」を知ることが欠かせません。
本記事は、アルバイト採用を担う店長や経営者の方に向けて、マイナビ独自の調査データをもとに、主婦アルバイトのキャリア志向をデータから分析します。あわせて、やりがいを感じてもらうための職場づくりや、キャリア支援のヒントもご紹介します。詳しい内容は、下記より資料をダウンロードしてご確認ください。
目次
※各目次をクリックすると、読みたい内容をすぐにご覧いただけます。
主婦アルバイトは何にやりがいを感じているのか
働く仲間からの感謝や給与面がやりがいの中心
主婦層はどのようなキャリアを考えているのか
希望通りのキャリアを歩めていないと感じる人が多い
経済不安に次いで、自己評価や健康面への不安も上位に
主婦アルバイトはどのような働き方を望んでいるのか?
アルバイト・パート希望が中心だが、短時間正社員のニーズもうかがえる
2023年以降、働きたい年齢は「65歳まで」が主流に
まとめ
主婦アルバイトは何にやりがいを感じているのか
主婦(夫)アルバイトが気持ちよく働ける環境を整えるには、どんなときにやりがいを感じているのか知ることが重要です。ここでは、年齢別の傾向もあわせて見ていきます。
働く仲間からの感謝や給与面がやりがいの中心
やりがいを感じる瞬間として多かったのは、以下の通りです。
「一緒に働く人から感謝の言葉をもらったとき」32.9%
「時給が上がったとき」31.8%
「仲間と楽しく仕事ができたとき」27.6%
なお、「仲間と楽しく仕事ができたとき」は前年より順位を2つ下げ、10ポイント減となりました。
年代別に見ると、20代は全体と比べてやや低い傾向がみられます。特に、以下のような項目で、全体より5ポイント以上も低くなっています。
「仲間と楽しく仕事ができたとき」
「仕事を通じて自己肯定感が高まったとき」など6項目
この結果から、主婦アルバイトがやりがいを感じる場面としては、職場の人から感謝されることや、時給アップなど給与面が中心であることがわかります。一方で、20代ではやりがいを感じにくい傾向がみられました。
主婦層はどのようなキャリアを考えているのか
主婦アルバイトに現在のキャリアについてたずねると、理想とのギャップを感じている人が一定数いることがわかりました。
希望通りのキャリアを歩めていないと感じる人が多い
主婦アルバイトのキャリア状況を見ると 、マイナビの調査結果では、「【B】現在、希望通り歩んでいない」と答えた人が38.4%で、「【A】現在、希望通りのキャリアを歩んでいる」と答えた人の24.2%を上回っています。
この傾向は、年代や家族状況によってさらに強まります。40代や未就学児・小学生の子どもがいる家庭、また子どもを持たない20~30代では、「【B】現在、希望通り歩んでいない」と感じる割合が4割を超え、全体平均38.4%よりも高くなっています。
経済不安に次いで、自己評価や健康面での不安も上位に
主婦アルバイトが将来のキャリアに不安を感じる理由は、経済面だけではなく、自分自身の自信や健康への不安も大きく関係していました。具体的には、以下の回答が上位となりました。
「今の経済状況が不安定だから」47.8%
「自分に自信が持てないから」44.4%
「自分の健康問題や体力に不安があるから」37.8%
この結果から、外的な環境だけでなく、自分自身の状態に対する不安もキャリア志向に影響していることが推察できます。
また、50代や大学生・大学院生の子供がいる家庭では、「自分の健康問題や体力に不安があるから」と答えた人が53.1%と、全体平均37.8%を10ポイント以上、上回りました。
主婦アルバイトはどのような働き方を望んでいるのか?
では、主婦アルバイトはどのような雇用形態を希望しているのでしょうか。調査結果から、主婦アルバイトが希望する働き方の傾向を見ていきます。
アルバイト・パート希望が中心だが、短時間正社員のニーズもうかがえる
マイナビの調査では、希望する働き方として「アルバイト・パート」73.2%が最も多く、次いで 「フルタイム正社員」が14.7%、「短時間正社員」が14.0%という結果でした。アルバイト・パートを希望する人が多い一方で、フルタイムや短時間正社員を希望する人も一定数いることがわかります。
年代別に見ると、20代・30代では「短時間正社員」を希望する割合が、全体より5ポイント以上高くなっています。さらに、未就学児・小学生の子どもがいる家庭でも、その割合は全体よりも10ポイント以上高くなりました。
こうした結果から、若い世代や子育て中の家庭では、短時間正社員に関心を持っている人が比較的多いことがわかります。
2023年以降、働きたい年齢は「65歳まで」が主流に
主婦アルバイトが働きたい年齢は、「65歳まで」が最も多く、34.8%でした。次いで「60歳まで」が23.7%、「70歳まで」が17.9%となっており、順位は前年と変わっていません。
ただし、年齢の希望には変化が見られます。2023年以降、「65歳まで」と答える人は年々増えている一方で、「60歳まで」は減少傾向にあります。
この結果から、働きたい年齢の目安は「60歳まで」から「65歳まで」へと移行しつつあることがわかります。
まとめ
65歳まで長く働きたいという主婦は増えてきています。一方で、キャリアに対する不安としては、自分の評価や健康面を気にする声が多く見られました。
こうした背景から、キャリア相談などで適切なフィードバックを行い、自分のスキルや経験を正しく捉えられるように支援することが大切です。あわせて、一人ひとりの体力を考慮した業務設計など、企業側のサポートも人材定着には欠かせません。
また、20~30代を中心に、短時間で働ける正社員制度への関心が比較的高い傾向が見られました。長く働いてもらうためには、次のような取り組みも有効です。
短時間正社員制度の導入
多様な働き方ができる制度づくり
人材の確保だけでなく、定着のためにも、今後こうした柔軟な働き方へのニーズは高まっていくでしょう。
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