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応募数アップ!効果的なアルバイト求人画像バナー作成の基本テクニック

アルバイト・パート採用において、「応募数が思うように伸びない」「求人を出しても閲覧されない」という課題を抱えていませんか?求人広告に掲載する画像は、アルバイト採用において重要な役割を担います。例えば、写真だけでなく文字入れやバナー風のデザインなどの加工を行うことで、他の求人と差別化し、応募者の印象に残りやすくなるというメリットがあります。
魅力的な求人画像によって、第一印象がより良くなり、求人原稿の閲覧数の増加、求職者の応募意欲の向上にもつながる可能性が高くなります。本記事は、カラーリストでありNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)副理事長の伊賀公一氏の監修のもと作成しています。色覚の多様性に配慮したデザインの専門家である伊賀氏の知見をもとに、求人画像バナー作成のポイントを解説します。

目次

※各目次をクリックすると、読みたい内容をすぐにご覧いただけます。

画像加工の3つのメリット
 他社との差別化を図ることができる
 ターゲット層へのアピールができる
 情報を整理できる
 
画像加工する際の5つのポイント
 1.求人サイトで読みやすい文字サイズにする
 2.伝える内容を3つ程度に絞る
 3. フォントが与える印象に気を配る
 4.イメージと一致した配色を意識する
 5.読みやすいユニバーサルデザインを意識する

まとめ:求人原稿の見直しはマイナビバイトにお任せください

画像加工3つのメリット

求人画像の目的は、求職者に仕事内容や職場の雰囲気を一瞬で視覚的に伝えることです。しかし、同じような職種の求人が一覧で並んでいたり、特徴の少ない画像を使用していたりすると、写真だけでは目立たず、印象に残りにくいこともあります。求人画像を効果的に加工することで得られる3つのメリットを紹介します。

他社との差別化を図ることができる

基本的に求人原稿のメインとなる写真は職場とそこで働いている人の雰囲気が伝わるものが望ましいでしょう。職場や働く人の姿を求職者がイメージできるものを設定します。ただし、オフィスワークの仕事中の写真など、同じ職種同士が並ぶと似通ってしまいます。その際に差別化できる方法が文字入れなどの画像加工を行うことです。

マイナビバイトの求人サイトの例

マイナビバイトを含め多くの求人サイトでは、30~40文字程度のタイトルに必要な情報を盛り込む必要があります。限られた文字数では伝えきれない情報を、求人画像が視覚的に補えるようにデザインしましょう。独自のアピール内容を入れ込むことで他社との差別化を図り、競争優位性を確保できます。

ターゲット層へのアピールができる

求人画像は、求める応募者層に向けて“誰に来てほしいか”を明確に伝えるツールにもなります。ターゲット層の嗜好やニーズに合わせたビジュアルにすることで、より求めるターゲットに近い人材とマッチングする可能性が高まります。ターゲット層の嗜好やニーズに合わせて配色する画像の例

例えば、未経験で親しみやすい求職者をターゲットにした飲食店のアルバイトなら、彩度の高いポップで明るい色合いの画像を使うことで「自分向きかも」と感じてもらえるかもしれません。逆に老舗の和食店で経験豊富な人材を求めている場合には、彩度の低い上品で落ち着いた色味にすることによって、同じような雰囲気の店舗での勤務経験がある求職者の目に留まりやすくなるでしょう。
画像は、文字よりも短時間で強い印象を与えやすく、直感的に「自分に合っている仕事かどうか」を判断してもらう助けになります。採用ターゲットを明確にして、ターゲット層の嗜好やニーズに合うビジュアルに仕上げることがポイントです。

情報を整理できる

画像だけでは伝わらない内容も文字入れを行うことで、情報を整理して伝えられます。求人原稿の本文では伝えきれない魅力や、働く環境の雰囲気、業務内容の要点などを、画像で簡潔に表現しましょう。
例えば、「未経験者歓迎」といったアピールポイントも、画像上に若葉マークのような誰もが知っているアイコンとともに表示するとより効果的です。一覧画面でも瞬時に理解しやすくなり、他社の求人との違いをアピールできます。その他にも「短期OK」「髪色自由」「土日休み」「残業なし」「駅チカ徒歩3分」「履歴書不要」など、求職者にとって魅力的な条件のうち、特にアピールしたいものを絞り込んで画像に入れましょう。応募者の目に留まりやすくなり、閲覧数の増加が見込めます。できるだけ応募動機に直結しやすい情報をアイキャッチにすることで、内容がより明確になり、求職者の応募へのハードルを下げることができるでしょう。

画像加工する際の5つのポイント

では、実際に画像を加工する際に意識すべきポイントを確認しましょう。マイナビバイトに掲載されている求人広告の中でも、画像を加工する際に特に効果が高い5つのテクニックをご紹介します。

1.求人サイトで読みやすい文字サイズにする

画像に文字を載せるときは、「一覧画面で読みやすいかどうか」を最優先に考えましょう。特にスマートフォンでは、画像が小さく表示されるため、文字が小さすぎると読めません。
目安としては、主要キーワード(例:「短期OK」「シフト自由」など)は大きく・太くし、配色などで目立つように工夫すると効果的です。掲載中の他社の求人画像を参考に、文字サイズの調整を行っても良いでしょう。

逆に、文字が多すぎるとごちゃごちゃして見えにくくなってしまったり、読むのが億劫に感じてしまったりするため注意が必要です。魅力的な情報をたくさん掲載したくなるでしょうが、文字量が多すぎたり、文字が小さくなったりすると読みづらくなり、必要な情報が伝わらなくなってしまいます。
また、画像だけで見たときは読みやすくても、実際の求人サイトに掲載されるサイズで見ると文字が小さく表示され、読みづらい可能性もあります。さらに、画像を作成しているPCで見る場合とスマートフォンで見る場合とでは、大きさだけでなく色味などが多少違って見えることもあります。実際の求人一覧画面も参考にしながら、読みやすい文字サイズでの求人画像作成を心掛けましょう。

2.伝える内容を3つ程度に絞る

人間は情報量が多くなりすぎると整理できなくなり、記憶にも残らなくなってしまいます。人が認識しやすく、記憶に残りやすいとされている「マジックナンバー3の法則」に則り、伝えたい情報の中でも大事なもの3点に絞って求人画像をデザインすると効果的です。
まず自社の強みや特徴、他社と違うポイントを全て書き出してみましょう。その中から、求職者にとって魅力的に思える3つのポイントを絞り込み、画像に載せる簡潔なフレーズを考えましょう。
 1.「勤務地」「勤務時間」「時給」など、伝えたい要素を3つに絞る。
 2.それぞれぱっと見で具体的に伝わるようなフレーズに整える。
 〈例〉「○○駅徒歩2分」「基本17時まで」「時給1300円」など
 3.その他にも載せたい内容がたくさんある場合には、要素ごとに分類して求人原稿の方に盛り込む。

3. フォントが与える印象に気を配る

求人広告の画像に使用するフォントは、文字の内容と同様に大切な要素です。視認性の高さはもちろんですが、それ以上に「その仕事や職場の雰囲気を一目で伝える」役割を担っています。

例えば、ゴシック体は太さが均一で視認性が高く、スマートフォンの画面でも読みやすいため、飲食業や小売、コールセンター、物流など、幅広い業種の求人広告でよく使われます。一方、よりフォーマルな印象を出したい病院や士業(司法書士・税理士など)の求人広告では、品のある明朝体が適しています。

明るく親しみやすい雰囲気を伝えたい場合には、丸みを帯びたポップ体や手書き風フォントなどを使うと効果的です。具体的には、チームワークを重視する職場や、人とのコミュニケーションが中心となる接客業・介護・保育分野などで使うと、柔らかさや温かみを表現できます。

フォント選びは、画像全体の印象や企業のメッセージに一貫性を持たせるためにも重要です。見る人が「自分に合いそう」と感じられるよう、業種や職場の雰囲気、伝えたいイメージにふさわしいフォントを選びましょう。

4.イメージと一致した配色を意識する

配色は、画像全体の印象を大きく左右します。企業や職種のイメージに合わせましょう。
企業のコーポレートカラーが定着していたり、ロゴの認知度が高かったりする場合には、ロゴ画像やコーポレートカラーを活用することも有効です。求職者が持っている企業イメージに近い配色にすることで、求人サイトの一覧で認識してもらいやすくなります。

すでに認知されている企業と求人情報が結び付けられれば、限られた文字数や画像に含まれる情報よりもはるかに多くの情報を求職者に直感的に伝えることが可能です。

以下に弊社の広告例を紹介します。同じ求人原稿でも、画像の色味が違うだけで印象は大きく異なるのではないでしょうか。

また、決まったコーポレートカラーや企業ロゴがない場合でも、それぞれの職種や業態に特有のイメージがあることも。職種に合った配色や仕事内容がイメージしやすい色味を選ぶことで、求職者にその職種の特徴を直感的に理解してもらうことが可能です。

例えば、上記の画像のように黄色と黒の組み合わせは、踏切や看板などの「注意・警告色」としてよく使われています。求人の緊急性を表したり、目に留まりやすくしたりする効果は期待できるものの、仕事内容や職場環境のイメージとは結びつきにくくなる可能性があります。

企業イメージや職種に対するイメージのほか、商品イメージやターゲット層に合わせた配色にする方法もあります。例えば、信頼感や真面目な印象を与えたいなら青系、元気さや親しみやすさを出したいならオレンジ系というように、配色による印象操作を行い、全体のトーンを統一しましょう。使う色も3色までに抑え整った印象を持たせることによって、「丁寧に作られている」「情報が見やすい」といった理由から求人画像の信頼性も高まります。

 

5.読みやすいユニバーサルデザインを意識する

ユニバーサルデザインとは、年齢や障がいの有無、文化的背景に関係なく、全ての人にとって見やすく、わかりやすいデザインを指します。求人画像を作成する際には、以下の点に配慮することが重要です。

色覚の多様性に対応した配色にする

光を感じる錐体は、血液型のように生まれつき持っているタイプが決まっています。一番多いのが赤緑青を感じる3種類の錐体を持つタイプ(C型)。 次に多いのが緑の錐体が無かったり感じる波長が赤に似通ったりしているタイプ(D型)、その次が赤の錐体が無かったり感じる波長が緑に似通っていたりするタイプ(P型)です。

このタイプによって、特定の色の組み合わせが識別しにくい場合があります。例えば、赤と緑、青と紫、黄と黄緑などの組み合わせは、色覚特性によって区別が難しいことがあります。そのため、以下の点に注意しましょう。

・明度と彩度の差を活用する
色相だけでなく、明るさ(明度)や鮮やかさ(彩度)の違いを利用して、情報の区別を明確にします。
・色以外の情報を併用する
色の違いだけで情報を伝えるのではなく、形状、パターン、テキストなどを併用して、情報の識別を助けます。
・推奨配色セットをもとに色を組み合わせる
カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットなど、色覚の多様性に対応した配色ガイドラインを参考に、適切な色の組み合わせを選定します。

参考)NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット


年齢に関係なく読みやすい配色にする

加齢に伴い、視覚機能が変化し、特に青系の色の識別が難しくなることがあります。また、コントラストの低い配色は、視認性を低下させる可能性があります。以下の点に注意しましょう。

・十分なコントラストの確保
背景色と文字色の間に十分な明度差を設け、文字が読みやすくなるようにします。
見分けしにくい色の例:白色と黄色、赤色と黒色、赤色と緑色、赤色と紫色、緑色と茶色、濃い青色と黒色など
見分けしやすい色の例:白色と青色、黄色と青色、白色と緑色、黄色と黒色、白色と赤色、緑の明暗など

・文字サイズと太さの調整

小さすぎる文字や細すぎるフォントは読みづらくなるため、適切なサイズと太さを選択します。

これらの対応を行うことで、求人情報はより多くの人にとって見やすく、正確に伝わるデザインとなります。ユニバーサルデザインの考え方を取り入れることで、応募者の幅を広げ、より多様な人材の獲得につながります。下図の「ユニバーサルデザインガイドライン」などを参考に、誰にとっても見分けやすい配色を心掛けましょう。

引用)東京都福祉局「TOKYOユニバーサルデザインガイドライン(視覚情報版)

まとめ:求人原稿の見直しはマイナビバイトにお任せください

第一印象が魅力的な求人画像を作成することは、非常に重要です。他社との差別化だけにとどまらず、結果的に求めている人材とマッチしやすくなり、求人側、応募側双方にメリットがあります。アルバイト採用を成功に導くために、次のステップでは実際にこれらのポイントを取り入れた求人画像を作成してみましょう。

配色や求人画像の作成について、具体的なデザインはマイナビバイトにご相談ください。求人掲載をお考えの方だけでなく、アルバイト・パート採用に関するお悩みをお持ちの方からのご相談も歓迎しております。私たちは、応募から採用・定着までをしっかり伴走し、貴社の課題解決に寄り添います。

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監修者情報

カラーリスト/NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構
伊賀公一氏

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東商1級カラーコーディネーター。2004年に設立されたNPO法人「カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)」事務局 副理事長を務める。同法人は人の色覚の多様性に対応した製品や施設・建築物、環境、サービス、情報を提供する「カラーユニバーサルデザイン(CUD)」の普及活動を行いながら、世界へ向けてさまざまな情報を発信している。

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