採用コストを抑えながら人材を確保するためには、採用後の職場環境づくりが欠かせません。今回は、株式会社マイナビ『フリーターの意識・就労実態調査(2025年)』をもとに、アルバイトスタッフが感じている「やりがい」「満足度」「ストレス」「人間関係」「収入の妥当性」などの実態を紹介し、フリーターの定着率向上や離職防止のために採用担当者が実施できる職場環境の改善案を検討します。
目次
※各目次をクリックすると、読みたい内容をすぐにご覧いただけます。
【1】アルバイト先で最もやりがいを感じる瞬間は「給料が上がったとき」
【2】6割以上のフリーターが現在のアルバイト先で「長く働きたい」と思っている
【3】7割以上のフリーターが現在のアルバイト先に満足している
【4】6割以上のフリーターがアルバイトに前向きに取り組んでいる
【5】半分以上のフリーターが現在のアルバイト先で充実感を感じている
【6】フリーターの56.1%が現在のアルバイト先でストレスを感じている
【7】68.5%のフリーターがアルバイト先の人間関係に満足している
【8】アルバイト先で働き方に対して、上司の配慮や協力を得られていると感じているフリーターは68.4%
【9】約4割のフリーターが仕事内容・役割に見合った収入を得ていないと感じている
【10】6割以上のフリーターが業務量に対して適正な収入を得られていると感じている
【11】現在のアルバイト先で働きが認められていると感じるフリーターは6割強
【12】職場環境が快適だと感じるフリーターは66.4%
【13】まとめ
【1】アルバイト先で最もやりがいを感じる瞬間は「給料が上がったとき」
まず、求職者に「アルバイト先でやりがいを感じたこと」についてアンケート調査を行いました。その結果、2025年全体でみると、「給料が上がったとき」が25.4%で最も高く、次いで「一緒に働く人から感謝の言葉をもらったとき」が23.4%、「仕事の成果を褒められたとき」が21.8%でした。また、属性別にみると、正社員希望者は「一緒に働く人から感謝の言葉をもらったとき」が29.5%で最も高く、次いで「自分の成長を感じたとき」が25.5%でした。
この集計結果から、求職者にとって昇給以外の日常的な「感謝の言葉」や「成果の承認」はアルバイトを続ける上でのやりがいに直結することがわかります。
引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.49
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【2】6割以上のフリーターが現在のアルバイト先で「長く働きたい」と思っている
次に、現在のアルバイト先で長く働きたいと思えるかについてもアンケート調査を実施したところ、2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合の合計は64.3%でした。さらに、属性別にみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合が最も高いのは「今後もアルバイト希望」の72.6%で、最も低いのは「独立希望」で57.8%でした。
この集計結果から、正社員登用や独立を検討していない求職者はアルバイト先で長期雇用を望む傾向にあることがわかります。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.63
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【3】7割以上のフリーターが現在のアルバイト先に満足している
次に、現在のアルバイト先に満足しているかどうかについても調査を実施したところ、
2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は62.5%でした。属性別にみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は「15-24歳」の68.7%が最も高く、「独立希望」が56.9%で、こちらも全体に比べると5ポイント以上低い傾向にあることがわかりました。
この集計結果から、男性層・若年層ではアルバイト先の満足度が高く、女性層・中年層では満足度がやや低い傾向にあることがわかります。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.64
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【4】6割以上のフリーターがアルバイトに前向きに取り組んでいる
現在のアルバイトに前向きに取り組めているかどうかについても、アンケート調査を実施しました。その結果、2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は64.9%でした。また、年齢別にみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合が最も高いのは「15-24歳」で、2025年全体より5ポイント以上高い70.5%でした。さらに、属性別にみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合が最も低いのは「独立希望」で60.7%でした。
この集計結果から、若年層はアルバイト継続に前向きであり、独立希望者はその傾向がやや低いことがわかります。
引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.65
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【5】半分以上のフリーターが現在のアルバイト先で充実感を感じている
さらに、現在のアルバイトに充実感を感じるかについても調査したところ、2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は58.8%でした。
また、年齢別でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」の割合が最も高いのは「15-24歳」の68.0%でした。一方で、「35-44歳」「中年フリーター」の割合は最も低く、どちらも54.1%でした。
この集計結果から、若年層の方がアルバイト先で充実感を感じやすい傾向にあることがわかります。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.67
マイナビでは求職者が経験のあるアルバイトの職種や副業/掛け持ちのアルバイトの職種についても調査しています。さらに詳しいデータを知りたい方は、資料をダウンロードしてご確認ください。
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【6】フリーターの56.1%が現在のアルバイト先でストレスを感じている
次に、現在のアルバイトにストレスを感じるかどうかについても調査を実施しました。その結果、2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は56.1%でした。また、属性別にみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」の割合が最も高いのは、「独立希望」の60.5%でした。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.68
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【7】68.5%のフリーターがアルバイト先の人間関係に満足している
次に、現在のアルバイト先の人間関係に満足しているかどうかについてもアンケート調査を行いました。その結果、2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は68.5%でした。また、属性別でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合が最も高いのは「今後もアルバイト希望」の73.3%で、最も低いのは「独立希望」で62.9%でした。
この集計結果から、アルバイトを継続する意志の高い求職者は、人間関係に満足しやすい傾向にあることがわかります。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.69
マイナビでは求職者が今までに経験してよかったと思うアルバイトの職種や、最もきつかったと感じたアルバイトの職種についても調査しています。さらに詳しいデータを知りたい方は、資料をダウンロードしてご確認ください。
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【8】アルバイト先で働き方に対して、上司の配慮や協力を得られていると感じているフリーターは68.4%
現在のアルバイトの働き方に対して、上司の配慮や協力があるかについても調査を実施しました。その結果、2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は68.4%でした。また、属性別でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合が最も高いのが「今後もアルバイト希望」で73.3%、次いで「正社員希望」が71.9%、最も低いのが「独立希望」で69.1%でした。
この集計結果から、上司の配慮や協力が得られていると感じている層ほど、アルバイトとして勤務を継続する意欲が高い傾向があることがわかります。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.70
マイナビでは求職者の直近1年間でのアルバイト探しの経験や採用されるまでの期間についても調査しています。さらに詳しいデータを知りたい方は、資料をダウンロードしてご確認ください。
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【9】約4割のフリーターが仕事内容・役割に見合った収入を得ていないと感じている
次に、現在のアルバイトで仕事内容や役割に見合った収入が得られているかどうかについても調査を実施しました。その結果、2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は61.4%でした。また、属性別でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合が最も高いのは「今後もアルバイト希望」の67.7%、次いで「独立希望」が61.9%、「正社員希望」が60.4%でした。
この集計結果から、アルバイトのまま継続して働きたい層は「仕事内容や役割に見合った収入が支払われている」と感じやすい傾向にあり、正社員や独立などのステップアップを希望する層は「現在の収入が見合っていない」と感じやすい傾向にあることがわかります。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.71
マイナビでは求職者のアルバイト探しでの情報収集源や応募時に参考にしたものについても調査しています。さらに詳しいデータを知りたい方は、資料をダウンロードしてご確認ください。
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【10】6割以上フリーターが業務量に対して適正な収入を得られていると感じている
続いて、現在のアルバイトの収入に対して業務量が適正かどうかについても調査しました。
その結果、2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は61.4%でした。また、属性別でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合が最も高いのは「今後もアルバイト希望」の65.8%、次いで「正社員希望」が64.2%、最も低いのが「独立希望」の61.4%でした。
この集計結果から、アルバイト継続を希望している層は「業務量に合った収入を得られている」と感じやすい傾向にあり、正社員や独立などのステップアップを希望する層は「収入が業務量に見合っていない」と感じやすい傾向にあることがわかります。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.72
マイナビでは求職者がアルバイトを探す際の必須条件やあったら良いが必須ではない条件についても調査しています。さらに詳しいデータを知りたい方は、資料をダウンロードしてご確認ください。
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【11】現在のアルバイト先で働きが認められていると感じるフリーターは6割強
次に、現在のアルバイト先で働きが認められているかについても調査を実施したところ、2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は67.6%でした。年齢別でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合が最も高いのは「15-24歳」の73.9%、次いで「25-34歳」の66.9%、最も低いのは「35-44歳」の63.3%でした。
この集計結果から、求職者の年齢が上がるにつれて、「働きが認められている」と感じにくくなる傾向があることがわかります。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.73
マイナビでは求職者の闇バイトに関する所感やアルバイトを始める際に不安に感じることについても調査しています。さらに詳しいデータを知りたい方は、資料をダウンロードしてご確認ください。
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【12】職場環境が快適だと感じるフリーターは66.4%
最後に、現在のアルバイト先の職場環境が快適であるかについてもアンケートを実施しました。その結果、2025年全体でみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合は66.4%でした。属性別にみると、「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合が最も低いのは「独立希望」の64.1%で年齢別で最も低いのは、「35-44歳」、「中年フリーター」の62.4%でした。
この集計結果から、アルバイト先から独立を目指す層や中年層は職場環境に快適さを感じにくい傾向があることがわかります。

引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」P.77
マイナビでは求職者のSNSでのアルバイト探しの実態やそのメリットについても調査しています。さらに詳しいデータを知りたい方は、資料をダウンロードしてご確認ください。
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まとめ
今回の調査結果で分かったことは以下の通りです。
求職者がやりがいを感じる瞬間は昇給と感謝の言葉をもらったとき、そして成果が認められた時である。
男性と女性では男性の方がアルバイトの満足度が高く、若年層と中年層では若年層の方が満足度が高い。
「15-24歳」の求職者は全体的に「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答えた割合が高く、「35-44歳」、「中年フリーター」は低い傾向がある。
「今後もアルバイト希望」を選択した層は「正社員希望」「独立希望」の層に比べて「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答える割合が高く、アルバイト先の職場環境や収入、業務量に対して満足している傾向にある。
「独立希望」は全体的に「そう思う・どちらかといえばそう思う」と答える割合が低く、現在のアルバイト先の環境、人間関係にストレスや不満を感じる傾向が高い。
『フリーターの意識・就労実態調査(2025年)』の内の情報から判断すると、職場のフリーターの定着率向上や離職の防止のためには、中年層や正社員希望者、独立希望者に対して待遇面の改善や業務量の調整を行い、職場の人間関係の見直しを図ることが重要になります。
フリーターの意識調査や就労実態を参照する際には、ぜひ当記事を参考にしてください。また、さらに詳しいデータを知りたい方は、資料をダウンロードしてご確認ください。
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