7月や8月は夏休み期間を利用したアルバイト需要に応える形で、短期間の雇用やイベント関連、観光地での季節雇用が増加する傾向にあります。特に、観光業界やイベント関連業界では、この時期に向けた採用が活発になります。
しかし、外出を避けたいと考える応募者が増えるため、面接のキャンセルが発生しやすいと言われています。「暑い夏の日は面接の当日キャンセルが多い」「暑い日は連絡もなく面接に来ないことが多い」とお困りの採用担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、10年以上にわたり求人広告業界で従事し、月間5万件もの求人広告の作成に携わってきた著者が、実際にクライアントに向けて提案した、猛暑期間中の面接率を向上させ、当日キャンセルを減らすためのアイディアを5つ紹介します。
目次
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夏の面接キャンセルに向けた対策アイディア
01. 体調がすぐれない場合に日程変更が可能である旨を記載する
02. 冷たい飲み物などを用意しておく
03. 面接の服装について案内する
04. 涼しい屋内や日陰から来社できるルートを記載する
05. Web面接を導入する
暑い日に応募者が面接をキャンセルする理由
健康への懸念
体調が悪くなった
面接にふさわしい服装に悩んだ
まとめ
夏の面接キャンセルに向けた対策アイディア
01. 体調がすぐれない場合に日程変更が可能である旨を記載する
面接案内メールなどに「面接当日体調が優れない場合は、日程の変更も可能です。面接への参加が難しくなった場合はお電話もしくはメールにて“日程変更を希望します”とご返信ください。」といった文言を盛り込むことで応募者が連絡しやすい環境を整えることができます。
02. 冷たい飲み物などを用意していることを伝える
面接案内メールなどに「当日は、冷たいお茶をご用意いたします。暑い日が続きますがお気をつけてお越しください。」といった文言を盛り込むことをおすすめいたします。
応募者の健康に配慮した対応を取ることで、その企業で働きたいという意欲が高まるかもしれません。
飲み物を提供することは、面接率を上げるだけではなく面接の始まりにおいて自然なコミュニケーションのきっかけとなります。応募者との間にリラックスした雰囲気を作り出し、面接全体の流れをスムーズにする助けとなります。
03. 面接の服装について案内する
面接案内メールなどに「面接時の服装について、ジャケットは必要ありません。体調を優先して涼しい服装でご来社ください。」といった文言を盛り込むことをおすすめします。
夏の暑さは、特に屋外での移動が伴う場合、応募者にとって大きな負担となります。服装について提示することにより応募者は暑さに対応した服装を選ぶことができ、快適に面接に臨むことができます。
また、企業の文化や価値観を提示する側面もあります。面接時に求められる服装は、業界や企業、職種によって様々であるため、事前に案内をしておくことで自社の雰囲気に合う人材の採用に繋がります。
04. 涼しい屋内や日陰から来社できるルートを記載する
面接の案内に、最も涼しい屋内や日陰から来社できるルートを詳しく記載することで、求職者が安心して面接に臨めるようになります。
例)
・〇〇線〇〇駅〇〇出口直結となります。〇〇出口をご利用いただくと一度も外に出ずにご来社いただけます。
・遠回りにはなりますが、◎◎商店街のアーケードを通ると、最も日陰が多い道でご来社いただけます。
・〇〇駅からバス◎系統〇〇行、停留所〇〇が、会社目の前に止まります。
上記のような実際にその場所に通勤している採用担当者だからこそ案内できる情報をおすすめします。
05. Web面接を導入する
猛暑の日には、涼しい場所で過ごしたいという人が多くなります。そのため、自宅などの快適な場所で受けられるオンライン面接や電話面接を希望する応募者が増える可能性があります。マイナビバイトでは、管理画面の応募者管理ツール内にWeb面接を利用できる機能をご用意しておりますのでぜひご活用ください。
その他、マイナビグループでは録画選考システムのApplyNow、24時間365日対応の面接プラットフォームInterview Cloudなどのサービスもご用意しております。「まだWeb面接を活用したことがない」という企業もこの機会にぜひご検討ください。活用方法をマイナビバイトの営業担当が丁寧に説明いたします。
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長期休暇中でも「応募後の連絡は3日も待てない」? 長期休暇中の採用活動で採用担当者が対策すべきポイント
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暑い日に応募者が面接をキャンセルする理由
なぜ、応募者は暑い日に面接を当日キャンセル・無断キャンセルするのでしょうか。応募者個人の状況によるため一概には言えませんが、面接を当日キャンセルや無断キャンセルを行われる理由については、以下のようなものが想定されます。
健康への懸念
一般的に暑い日は、熱中症や脱水症状など、健康に対するリスクが高まります。外出を避けたいと考える応募者が増えるため、面接のキャンセルが発生する可能性があります。特に屋外での移動が必要な場合に外出を避けたいと考える人が多いでしょう。外出することへの抵抗感からキャンセルを考える応募者が出てくる可能性が考えられます。
体調が悪くなった
面接当日、面接場所へ向かっている最中に「鉄道やバスなどの公共交通機関の冷房が寒すぎる」「屋外を歩いていて熱中症のような症状が出た」のように、体調が悪くなった可能性があります。そのような状況下では連絡ができず、無断キャンセルしてしまうケースも想定されます。
面接にふさわしい服装に悩んだ
面接における服装は、応募者にとって大きな不安の一つです。特に夏の暑い日には、「どの程度のフォーマルさが求められるのか」「暑さに適した服装をどう選べばよいのか」について迷い、面接への意欲が低下する応募者もいます。
上記はあくまで一例で、状況により想定される要因は様々です。マイナビバイトでは、「応募後、面接に辿りつかない」など課題にも寄り添い、対応策を検討・ご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
暑い夏の日の面接率を高めるアイディア5選をご紹介しました。
面接率を上げるためには求職者の懸念を把握して、それに対応するための工夫が必要になります。応募者に対する配慮として、飲み物の提供や体調への気遣い、Web面接の導入などは非常に有効です。応募者が適切に準備し、快適に面接に臨めるようサポートすることが、面接率の向上や志望度の向上につながります。
マイナビバイトでは、「応募後、面接に辿りつかない」など応募の先の採用・定着に関する課題に対しても、貴社の状況に合わせてヒアリング・ご提案して、課題の解決に寄り添います。
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<著者プロフィール>
株式会社マイナビ
マイナビバイト編集部
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マイナビバイト編集部スタッフ。求人広告の営業職・制作職として約10年間求人広告の制作に携わる。『マイナビバイト』では大手クライアントを多く担当し月間で約5万件の求人を作成したのち、マイナビバイト編集部へ異動。現在は主に『ナレビ』の運営を行っている。