• 学生アルバイトの離職を防ぎ、定着率を上げるには? 知っておきたい彼らの理想

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アルバイト労働市場では、コンビニや飲食店をはじめとするさまざまなフィールドで学生アルバイトが活躍しています。しかし、いざ雇用したものの学生が定着せずに、すぐに辞めてしまったという事例に頭を悩ませる採用担当者は少なくありません。定着してもらえれば心強いアルバイトスタッフとなる一方、早期離職となればまたすぐに採用活動からやり直し。そうした苦労を減らすためには、まず学生アルバイトの理想を知ることが大切です。

早期離職する学生は何に不満があり、店長・採用担当者としてどのように改善を図ればよいのでしょうか。今回は、現在アルバイトをしている大学生を対象とした調査をもとに、学生アルバイトが求めていることを知り、離職を防ぎ定着率を上げる方法や具体的な育成方法について考えていきましょう。

大学生の早期離職率

現在、多くの大学生が定期的なアルバイトをしています。そのうち、実際に早期離職の経験がある学生はどれくらいいるのでしょうか。
下記のアンケートではアルバイトを1ヶ月以内に辞めたことが「ある」と答えた学生は全体で21.5%いますが、そのうちの約半分が「大学1年生のとき」でした。進学を機にアルバイトを始める人が多いこの時期ならではの特徴と言えそうです。
しかし、全体としては早期離職の経験が「ない」と答えた人が大半です。

長期勤務予定のアルバイトを一か月以内に辞めたことはありますか?出典:2019年4月 株式会社マイナビ 社長室 リサーチ&マーケティング部 アルバイトリサーチチーム「大学生アルバイト調査」

改めてアルバイトの早期離職経験が「ある」と答えた学生の割合に注目すると、もっとも高いのが「大学1年生のとき」で10.8%。次いで「大学2年生のとき」が3.8%と、進級するにつれて徐々に減っていることがわかります。この傾向は男女別で見ても同じ結果が出ており、長く続けられる職場と判断されれば定着してもらえる可能性が高いと考えられます。

長く続けたいと思われる環境とは

では、学生アルバイトに定着してもらうためにはどのような環境を整えればよいのでしょうか。この課題を克服するためには、彼らの不満を知ることが一つのポイントです。

アルバイト先の変更・退職を検討する不満についての調査では、「職場の人間関係が悪い」ことへの不満がもっとも多く、次いで「時給が低い」「シフト・時間の融通がきかない」が主な理由として多く挙げられました。男女別で見ると女性の方がこれらの項目を重視する傾向にあり、特に「職場の人間関係が悪い」の項目では「最も当てはまる」の回答が男女間では16%もの差がありました。
また、早期離職の割合がもっとも高い大学1年生の場合、「やめにくい」の項目が全体と比較して5%高い結果が出ています。

アルバイト先の変更・退職を検討する不満として当てはまるものをお選びください

 

続いて、アルバイトに関するGAP調査では、長期就業意向のあり/なしの視点では「人間関係がよい職場である」「職場の雰囲気が自分に合っている」「自分が好きな事を仕事にできる」「やりがいを感じる」などの項目で大きな差が見られました。もっともGAPの大きな「人間関係がよい職場である」の項目では、両者の意識に37.5%もの差があります。一方、「単純作業である」と答えた人の多くに長期就業意向がありませんでした。

出典:2019年4月 株式会社マイナビ 社長室 リサーチ&マーケティング部 アルバイトリサーチチーム「大学生アルバイト調査」

上記の調査結果と合わせて、長く定着してもらうためには職場の人間関係や雰囲気などを見直し、アルバイトスタッフが働きやすい環境づくりをするのが効果的と考えられます。さらに、業務内容が単純作業になっていないか見直しを図るとよいでしょう。

アルバイトでのモチベーション

アルバイトスタッフの定着を考える上では、彼らのモチベーションの維持も欠かせません。アルバイト先でやりがいを感じた要因を調査すると、全体では「感謝の言葉をもらったとき」が52.2%ともっとも高く、次いで「自分の成長を感じたとき」「仕事の成果を褒められたとき」など、業務の成功がモチベーションにつながっていることがわかりました。

 

出典:2019年4月 株式会社マイナビ 社長室 リサーチ&マーケティング部 アルバイトリサーチチーム「大学生アルバイト調査」

これは早期離職の割合がもっとも高い大学1年生も同様の結果でした。さらに、彼らは「給料が上がったとき」の項目が全体と比較して5.4%低い結果が出ていることから、相対的に業務の成功体験やコミュニケーションがより重要であるということが言えそうです。
大学1年生に限らず、アルバイトに定着してもらうためには、就業時に成果や努力は褒めることがポイントです。特に、全体と比較すると女性はこれらの関連項目をより重視する傾向にあります。

理想の上司になるには

アルバイトスタッフにとっては上司の存在も長期勤務を判断するポイントになります。
アルバイト先の理想の上司についての調査では、「いつでも相談できる雰囲気がある/親しみやすい」が32.2%でトップでした。次いで「指示が的確」「感情的にならない/穏やか」という結果が出ています。学生は上司に対して業務を効率的に行うスキルを求める一方、それ以上に心の余裕を持った対応を重要視していることが伺えます。

 

出典:2019年4月 株式会社マイナビ 社長室 リサーチ&マーケティング部 アルバイトリサーチチーム「大学生アルバイト調査」

学年別の傾向として、大学2年生は「人脈が広い」、大学3年生は「感情的にならない/穏やか」「えこひいきをしない」「責任感が強い」、大学4年生は「指示が的確」が全体と比較して高い割合となりました。また、男女別の傾向として、女性の方が上司の人柄が関わる項目を重視する傾向が伺えます。
大学生が抱く理想の上司像に近づくことによって、信頼関係の構築ができ、アルバイトの定着につながると考えられます。

まとめ

大学生はアルバイトに対して、給料やシフトなどの就労条件面よりも、職場の人間関係や雰囲気がよく働きやすい環境を求めていることがわかりました。特に女性の方がこういった環境を重視する傾向にあります。これらの結果は、アルバイトが4年間の学生生活と密接な関わりを持ち、初めて就業する人や、長期就業を前提にしている人が多いためと言えそうです。

そして、アルバイトの長期定着を考える上では、感謝の言葉をかける、単純作業を避けるなどしてモチベーションの維持を図ることが大切です。働きやすい環境を整えること、モチベーションの維持を図ること、自らも相談しやすく指示が的確な上司となるよう努めること、これらのポイントに注力することで学生アルバイトの定着率の上昇につながるでしょう。

 



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