全国の労働人口と有効求人倍率
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【2024年8月版更新】アルバイト労働市場レポート

 

【2024年8月労働市場レポートを追加】

マイナビバイトが独自調査をおこなったアルバイトに関する労働市場のレポートになります。
全国の「就業状態別の労働人口」「有効求人倍率の推移」などアルバイト市場が分かるデータを公開いたします。

※レポートの内容は公表時のデータ・トレンドになります。最新情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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有効求人倍率とは?簡単に解説

有効求人倍率とは、労働市場における求人の状況を示す指標の一つです。全国の公共職業安定所(ハローワーク)が提供する求職・就職の状況を示す指標で、厚生労働省が毎月公表しています。この指標は、求職者に対してどれだけの求人があるかを示し、仕事を探している求職者と、その仕事を提供している企業がどれくらいのバランスで存在しているかを示す数字です。

この数字が「1」より大きいと、仕事の方が多い「売り手市場」であることを意味します。つまり、仕事を探している人にとっては選びやすく比較的就職しやすい状況です。
逆に、「1」未満だと、仕事を探している人の方が多い「買い手市場」で、仕事を見つけるのが難しい状況を示します。

有効求人倍率が高いとき、企業への影響はどうなる?

有効求人倍率が高いとき、企業は人手不足に悩むことが多くなります。そのため、良い条件を提示してでも人を雇おうとします。これは、仕事を探している人にとっては有利な状況で、給料が良かったり、働きやすい環境を選べたりするチャンスが増えます。

有効求人倍率が低いとき、企業への影響はどうなる?

逆に、有効求人倍率が低いときは、仕事を探している人が多く、企業は選り好みができる状況になります。その結果、就職活動が厳しくなり、仕事を見つけるためには、他の求職者との競争に打ち勝つ必要があります。

 

有効求人数、有効求職者数、有効求人倍率の推移

引用)マイナビ「アルバイト市場総括レポート」p.5

2023年の有効求人倍率は1.31倍(前年比:0.03ポイントプラス)となりました。前年に比べて有効求人数は増加した一方で、有効求職者数は減少しました。
有効求人倍率における新型コロナ流行の影響は、バブル崩壊後ほどではないものの、リーマンショック後と同程度に有効求人倍率が低下しています。
2023年はコロナ5類移行などにより、コロナ禍以前の様相を取り戻しつつあり、求人数は増加傾向です。一方で求職者数が減少したことにより、有効求人倍率は上昇しています。

最新の有効求人数、有効求職者数、有効求人倍率は資料をダウンロードしてご確認ください。

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非正規雇用の有効求人倍率が高くなる月はいつ?

非正規雇用に関する有効求人倍率も、季節や経済状況によって変動します。以下に、例年高くなりやすい月と低くなりやすい月、そしてその理由を説明します。

春(3月〜5月)
新年度の始まりに伴い、特に非正規雇用の求人が増加します。春は多くの学生が卒業を迎える時期であり、既存のアルバイトスタッフが職場を離れるケースが増えます。
特に大学生や専門学校生は、卒業後に正社員としての就職をする際に、アルバイトを辞めることが一般的です。このため、企業は卒業生の空いたシフトを埋めるために新たなアルバイトスタッフを募集する必要が生じ、アルバイト・パートの求人が増える傾向があります。

夏(6月〜8月)
夏季の繁忙期に向けて、特に小売業や飲食業などでは、観光シーズンや夏休みに伴う需要の増加に対応するために、非正規雇用の求人が増加します。特に7月と8月は、夏の繁忙期に向けて多くの企業が短期的な雇用を求めるため、非正規雇用の有効求人倍率が高くなる傾向があります。

業種やエリアにより有効求人倍率も異なるため、ご興味のある業種や都道府県に関する情報は、資料をダウンロードしてご確認ください。

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非正規雇用の有効求人倍率が低くなる月はいつ?

秋(9月〜11月)
秋は、夏の繁忙期が終わり、企業が業務の見直しを行う時期です。このため、非正規雇用の求人が減少することがあります。特に9月は、夏の繁忙期が終わり、企業が一時的に採用を控える傾向があります。
しかし、多くの大学では後期の授業が始まり、学生たちは新たな学期に合わせてアルバイトを探し始めることが多いため、大学生向けの求人が増加する傾向があります。

冬(12月〜2月)
年末年始の休暇や、企業の業務が落ち着く時期であるため、非正規雇用の求人が減少する傾向があります。しかし、小売業や飲食業などの業種では、クリスマス、バレンタインデー、冬のセールなどに伴う需要の増加に対応するために、アルバイト・パートの求人が増加する傾向があります。

過去のデータを知りたい方は下記よりダウンロードしてご確認ください。

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