株式会社マイナビが調査した「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」の内容から、フリーター層のアルバイト採用活動時にご確認いただきたいデータをご紹介します。
採用計画・募集条件を設定する際や求人原稿を作成する際に、当記事を参考にしてください。
特に知っておくべき内容を抜粋しているため、忙しい採用担当者様も必見です。
さらに詳しいデータを知りたい方は、以下より資料をダウンロードしてご確認ください。
目次
※各目次をクリックすると、読みたい内容をすぐにご覧いただけます。
フリーター層が希望する働き方・職場の特徴
今後最も希望する働き方は、「正社員」が最多で32.4%
フリーターの学びなおし(リスキリング)実施状況
アルバイト先における就業継続意向は60.5%
アルバイト就業状況
勤務時間や日数で実態と希望の差は少ない一方、月収には大きなギャップあり
実際にアルバイトしている職種と希望職種
アルバイトの目的で最も多いのは「自分の生活費のため」
アルバイト先に求める条件は「シフトの融通がきく」が最多
早期離職につながる要因の第1位は「職場の雰囲気が良くなかった/自分に合わなかった」
非就業者がアルバイトをしていない理由
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フリーター層が希望する働き方・職場の特徴
今後最も希望する働き方は「正社員」が最多で32.4%
フリーター層が今後最も希望する働き方は「正社員」で、32.4%でした。その理由は、[経済的にゆとりがない]と回答したフリーター層の場合、「雇用が安定しているから」が最も高く、72.9%でした。この結果を踏まえると、長期でスタッフが欲しい場合は、アルバイト・パートから正社員への登用制度を用意し、募集要項にもその旨を記載することがおすすめです。
引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」P.11
フリーターの学びなおし(リスキリング)実施状況
フリーター層で学びなおしの必要性を感じている割合は58.1%と、過半数を占めています。しかし、実際に取り組んでいる割合は18.8%です。取り組めていない理由として最も多かったのは「負担する費用が重いため」で40.7%でした。必要となる費用がネックとなって学びなおしを実施できない人が多いという現状が分かります。
引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」P.12
アルバイト先における就業継続意向は60.5%
フリーターの現職場における就業継続意向は60.5%でした。継続意向の有無別で現在の職場への評価を比較してみると、「職場の雰囲気が自分に合っている」「年齢・性別に関係なく活躍している」「やりがいを感じる」などの項目で差が大きいと分かります。アルバイトの定着率を高めるには、これら3点を意識した職場づくりが効果的であると考えられます。
引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」P.9
詳細なデータは、ぜひ資料をダウンロードしてご活用ください。
アルバイト就業状況
勤務時間や日数で実態と希望の差は少ない一方、月収には大きなギャップあり
フリーターの平均的な勤務時間は6.0時間、希望勤務時間は6.1時間となりました。また、平均的な勤務日数は4.4日、希望勤務日数は4.3日となり、勤務時間・日数ともに希望と実態に大きな差はないようです。
一方、平均的な手取り月収は11.3万円で、希望月収は15.2万円となっています。収入面においては実態と希望の金額に3.9万円ものギャップがあるようです。
引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」P.7
実際にアルバイトしている職種と希望職種
現在就業しているフリーターの職種で最も多かったものは、男性が「販売(コンビニ・スーパー)」、女性が「飲食・フード(接客・調理)」でした。また、希望する職種は、男性の場合「軽作業」、女性の場合「オフィスワーク・事務」がトップとなりました。
引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」P.6
アルバイトの目的で最も多いのは「自分の生活費のため」
アルバイトをする目的を複数回答で聞いたところ、「自分の生活費のため」との答えが最も多く72.3%となりました。なお、年齢別でみると、35~44歳の層は加えて「家族の生活費のため」と答えた割合も高かったです。
引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」P.45
このような状況を踏まえ、少しでも職場へのスタッフ定着を図るために、住宅手当や食事手当など、生活費の負担を減らすことができる福利厚生の導入を検討してはいかがでしょうか。
アルバイト先に求める条件は「シフトの融通がきく」が最多
就業中のフリーターがアルバイト先に求める条件は「シフトの融通がきく」が最も高く、49.8%となりました。その他には「自宅から近い」「未経験でもできる仕事」などの項目を重視している人も多かったです。
引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」P.8
また、アルバイト先の決め手となった要因は「応募後すぐに企業から連絡がきた」が最も高いです。面接設定や連絡がスムーズに行えるよう、事前にしっかり準備をしておくと良いでしょう。
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早期離職につながる要因の第1位は「職場の雰囲気が良くなかった/自分に合わなかった」
就業中のフリーターのうち、25.3%が「早期離職の経験がある」と回答しました。
※ここでの早期離職とは引越しなどのやむを得ない状況は含まず、就業当初は長期勤務する予定だったアルバイトを1カ月以内に辞めることと定義しています。引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」P.10
早期離職につながる要因として、上位3つは「職場の雰囲気が良くなかった/自分に合わなかった」「想定よりも仕事がきつかった」「上司/同僚など職場の人間関係が合わなかった」という回答でした。業務内容のイメージとのギャップをなくすために、事前に詳細を伝え、受け入れ体制・フォローを整えることが必要です。
非就業者がアルバイトをしていない理由
非就業者がアルバイトをしていない理由は「病気・怪我のために働けないから」が最も高く、次いで「希望する仕事内容のアルバイト・パートがない」「プライベート(習い事・趣味・社会活動など)を大事にしたい」となりました。
引用)株式会社マイナビ「フリーターの意識・就労実態調査(2024年)」P.13
詳細なデータは、ぜひ資料をダウンロードしてご活用ください。
まとめ
「フリーターの意識・就労実態調査2024年版」では、フリーター層の多くは「正社員」として働くことを希望していることが分かりました。
これは、賃金の上昇が物価高に追いつかない現在、生活を安定させることが理由です。そのために必要なスキルアップも、支援があれば積極的に取り組みたい意向があるようです。
前向きに仕事に取り組んでくれるこれらの層を獲得するためにも、社員登用制度や福利厚生などを募集要項でアピールしましょう。
本記事で触れている内容以外にも、フリーターの意識・就労実態がよく分かるデータをさまざまな視点から集計しています。
ぜひ資料をダウンロードしてご活用ください。
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