人材育成・マネジメント
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鬼滅の刃から学ぶ「やる気が感じられないアルバイト」への効果的なアプローチ

こんにちは。
鬼滅の刃経営研究会です。

こんなアルバイトが職場にいてお困りではないですか。

・何度注意しても遅刻する
・言ったことを全く守らない
・同じミスを繰り返す
・指摘をするとふてくされる
・言ったこと以上のことをやらない

このようなやる気が感じられないアルバイトスタッフをどうしたらやる気にさせることができるか。
職場によってはアルバイトスタッフの力なしでは営業がままならない!というケースもあるでしょう。そのような職場では死活問題です。今回は、人間の欲から考察して、やる気が感じられないアルバイトスタッフの心に火をつける方法を考えて行きましょう。

 

アルダファーのERG理論

アルダファーのERG理論をご存じでしょうか。

引用)「リーダーのための経営心理学」藤田耕司著 P58  を参考に筆者作

アルダファーは、人間がどのようにモチベーションを高めるのかを研究した結果、マズローが提唱した欲求5段階説を発展させ、人間の欲を3つに集約しました。

・Exstence:生存欲求
・Relatedness:関係欲求
・Growth:成長欲求

生存欲求:生きることに対する物質的・生理的欲求で、食べ物や住環境などの欲求や賃金、雇用条件、安全な職場環境などに対する欲求。
関係欲求:家族や友人、上司、同僚、部下、その他重要な人と良好な人間関係を持ちたい、認められたいという欲求。
成長欲求:自分が興味を抱く分野で能力を伸ばし成長したい、苦手分野を克服したいという欲求や、創造的・生産的でありたいとする欲求。※1

アルダファーのERG理論では、この3つの欲求を満たすことを心がけることでモチベーションをコントロールできることになります。

採用する側からすると、アルバイトスタッフには、3つ目の成長欲求を持ってほしいと思うのが自然です。
成長したいと思ってくれれば、やる気を出して、積極的に仕事に取り組んでくれるはずです。

従って、今回は、この成長欲求を持ち、満たすためにはどのようなコミュニケーションを心がけたらいいかを考えて行きましょう。

 

成長欲求の前に必要なこと

成長欲求を満たすコミュニケーションを取る前に、あなた自身がそのアルバイト社員から信頼されている必要があります。
信頼できる人間でないと、そもそも正しいことを言ってもなんら響かず、相手の行動を変えることは不可能です。

では、どうしたら、信頼されるのでしょうか。

まずは、相手を認めることです。
つまり、アルダファーのERG理論の関係欲求をあなたとの関係で満たしておく必要があるのです。

引用)日経BP「リーダーのための経営心理学」藤田耕司著 P58  を参考に筆者作

人は誰もが、認めてもらいたいと思っています。
ですから、こちらが良き理解者であることをアルバイト社員に認識してもらいましょう。

この人は、自分のことをわかってくれると思わせるのです。そうすると、認められている人の言葉は、影響力を持ちます。
信頼している人の言葉には、人は耳を傾けてくれます。

 

信頼を得るために必要なこと

まずは、聞くことです。

相手のことを知るために、とにかくいろいろ聞くことです。自分が「相手に関心があることを」理解してもらいましょう。
また、相手の関心があることに共感をしてあげる。さらに、仕事で何か達成したら、褒めてあげましょう。
このようなことを繰り返すことで、相手は自分のことを認めてくれる存在であり、信頼できる人間であると認識するようになります。

『鬼滅の刃』の鬼殺隊を統率するお館様は、鬼殺隊隊員の名前を全員覚えています。そして、隊員に話しかけ、関心をもって質問し、共感します。また、任務達成した隊員に対して、「よく頑張ったね。」と声をかけて褒めるのです。

引用) 吾峠呼世晴著 集英社 電子版『鬼滅の刃』 10巻 第87話 P156

そんな相手を認める姿勢が、鬼殺隊員から慕われているのです。鬼殺隊員をもれなく認め、それを態度で示すお館様と、それに応えるように鬼殺隊員は士気高く、任務に全うする。理想的な組織の人間関係といえるでしょう。

 

成長欲求の前に必要なこと

信頼できる人間だと思われたら、注意や指摘も受け入れやすくなります。
注意や指摘をする時により効果的なのは、認めていることを表現しつつ、指摘することです。

例えば、『鬼滅の刃』に、胡蝶しのぶという女性の上司のセリフが秀逸です。

彼女は「全集中の常中」という技がなかなか出来ない部下に対して、このように言っています。

「伊之助君なら簡単かと思っていたのですが、出来ないんですか。出来て当然ですけれど。」

「伊之助君なら」 の 「なら」  が重要です。

言葉自体にはトゲがあるものの、伊之助を高く評価していることを伝え、伊之助なら必ずできると鼓舞する優しさも伝わってきます。
筆者も、職場では、このポイントを意識して部下に声をかけています。

「君はすごいね!こんなこともできるんだ。ちなみに、こうするともっといいね!」

と、良いところをしっかり認める態度を示めすことが重要です。

自分のことを高く評価してくれると、この人は、自分のことを理解してくれる人だと感じ、信頼するのです。
このように、成長の欲求を満たす前に、まず、あなた自身がアルバイト社員に信頼されることが重要になるのです。

 

成長の欲求を満たす

では、関係欲求を満たした後、成長欲求を満たすためにどのようなコミュニケーションをとればいいかについて見ていきましょう。
人は、成長したいと思い、実際に行動を起こすのはどんな状態の時でしょうか。

①自信がある
②他人から期待されていることを実感する

この2つが満たされれば、成長したいと思い、実際に行動を起こします。この2つを満たすためにすべきことは、小さな成功体験を積ませ、その成功を評価し褒めることです。

成功体験を積ませることで、自分の能力の可能性を評価し、自信がつきます。他の事も自分ならできるかもしれないと、チャレンジする意欲がわきます。

『鬼滅の刃』に、鱗滝左近寺という、主人公の師匠が出てきます。鱗滝左近寺は、炭治郎を鬼殺隊に入れるために厳しい特訓をしました。

訓練中は、一切褒めませんでしたが、最終試練をクリアした炭治郎に向かって、

「よく頑張った。炭治郎、お前は凄い子だ」

と目標を達成したことを褒めます。

成功した体験を改めて言語化して説明されたことで、自分の可能性を評価でき、自信につながるのです。
この褒めるコミュニケーションは、先述した関係欲求も満たします。思い返してみてください。

みなさんも、一生懸命やった仕事を、上司に褒められたこと、今でも覚えていませんか?

すごく嬉しかったエピソードとして覚えているとともに、そこから自信につながっていませんか?
成功体験を積み、褒めてもらうことは、やる気をみなぎらせるのです。

上司としては当たり前のことでも、前回出来なかったことが出来るようになったら褒めてあげるなど、小さな成功体験の積み重ねに関心を持つことが重要です。
「これができたのなら、こんなこともできるかもね。」と、期待を言葉で表現しましょう。

そうすると、もっと頑張ろうと思い、どんどんできることが増えていくでしょう。
気づいたら、何も言わなくても新しいことにチャレンジする自主性もついてくるはずです。

 

まとめ

やる気が感じられないアルバイトスタッフの事情はそれぞれです。今回紹介した方法がすべてのアルバイトスタッフに有効とは言えないかもしれません。
しかし、アルバイトスタッフ一人ひとりに誠意をもってアクションを起こしていく中で、その人に合った要求の満たし方が見つかるはずです。

ぜひ、アルバイトスタッフの心に火をつけましょう!

※1
引用)日経BP「リーダーのための経営心理学」藤田耕司著 P58

著者
鬼滅の刃経営研究会
創設者 公認会計士税理士 矢崎誠一

「鬼滅の刃」という物語は失敗を繰り返しながら学び成長していく中小企業の経営ストーリーそのものであると気づいた「組織と人」のプロが、「鬼滅の刃」を通してビジネスや経営を考察した記事を連載している団体です。各種SNSの総フォロワー数1万超。
創設者 公認会計士税理士 矢崎誠一  社会保険労務士 高橋謙一 

note:https://note.com/kimetsukeiei   Twitter : https://twitter.com/kimetsukeiei

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