編集部コラム
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アルバイト採用領域もカルチャーフィットの時代へ。クチコミが切り開く、これからの採用思考法とその価値。

求人媒体、ネットの評判、知人の実体験、企業サイト、SNS etc.
令和に変わり早2年。求職者がアルバイト選びの際に参考にする情報源は、IT技術の普及に伴い益々多様化して来ました。今回は、数年前からユーザー目線の情報に着目し、いくつものサービスを生み出してきたGMOコマース株式会社の高橋氏にお話を伺いました。
採用手法の多様化が進む中、改めてクチコミが生み出す価値や与える影響をご紹介。これからの採用活動のヒントとなる情報をお届けします。

【会社概要】
会社名:GMOコマース株式会社
設立:2012年11月22日
事業内容:EC事業者・O2O事業者向け支援事業
ホームページ:https://www.gmo-c.jp/

GMOコマース株式会社
事業推進本部 事業推進部 高橋 翔氏

クチコミのニーズ。そしてアルバイト採用領域における現在の立ち位置

-早速ですが、高橋さんはなぜユーザー目線でのクチコミに着目されたのでしょうか。

高橋氏:私はGMOインターネットグループに入社以来、主にリサーチ事業の責任者としてアンケートやインタビューを活用しながら、ユーザーの声を起点にクライアントの商品・サービスを改善するお手伝いをしてきました。SNSやクチコミサイトなど、ふだんの生活においてユーザー発信の情報流通はすっかり当たり前になりましたが、アルバイト採用においては未だに求人サイトなど企業発信の情報が多く、経験者のクチコミや体験談を参考にしながらアルバイト探しができるメディアが少ないことに気が付きました。「これを事業化できたら、多くのアルバイト・パート求職者に利用してもらえるのでは」と考えたんです。

-なるほど、確かにクチコミは応募を検討している人なら必ずといっていいほど気になりますよね。高橋さんは、アルバイト採用においてクチコミがどのような役割を果たすと考えていますか?

高橋氏:求人広告は「広告」ですから、ターゲットとなるユーザーが多くいる場所に出稿しなければ効果につながりません。おのずと、求職者側のトレンドや時代の流れに合わせて、企業側も自社の求人情報をPRする場所や手法を柔軟に変えていく必要があると考えています。最近の目立つトレンドとして、求人サイトとクチコミサイトを併用する求職者が増えているので、「企業側もユーザーの動きに合わせ、求人サイトと並行してクチコミサイトの取り組みも始めていくべき」とお伝えしています。

クチコミに限らず、たとえばユーザーがアルバイトについて調べるときにSNSを利用することが当たり前になったら、SNSに積極的に取り組んでいくなど、求職者に対して多方面からのアプローチを常に意識し、出稿先や採用手法を時代に合わせて変化させ続ける必要があります。クチコミは、たくさんある求職者との接点のうちの1つと考えています。

もちろん、企業の採用担当者にとっては少数の媒体だけ利用し、成果を追う方がシンプルで管理が楽かもしれません。ただ、そのやり方では得られる成果が限られてしまうと考えています。今の時代、1つの情報源だけを見て応募しているユーザーの方が珍しいんですよ。みなさん、求人媒体を見て、ネットでクチコミを検索して、店舗に下見に行ったり知り合いに評判を聞いてみたり…。結局、最後はどこかの求人サイトから応募に至ったとしても、それまでには色々な、企業にとってコントロールしづらい情報を含めて、多様な情報源を経由して応募の意思決定をしているんです。

 

クチコミは間接的なビジネス価値/企業財産となり得る

-アルバイト採用領域におけるクチコミの展望についてお聞かせください。
高橋氏:やはり、良いことも悪いことも正直に書かれてしまうのがクチコミの特徴です。さらにクチコミサイトは求職者にとってはメリットを感じやすい一方で、企業にとっては求人サイトと異なりコントロールしづらい情報なので「クチコミサイトから自社求人の応募が増える」というイメージが湧きにくいかもしれません。

ただ、自社のクチコミを見てくれているということは、自社で働くことに関心を持ってくれているということ。クチコミを閲覧している求職者に効果的にアプローチすることで、応募数を効率的に増やすことができます。
ひとつの懸念点として、一部の求職者がクチコミを見て、自分には合わないと感じて応募をやめてしまうこともあるでしょう。

ですが、わたしはそれが必ずしも採用企業にとって悪いことだとは考えていません。
今後、労働人口や採用予算がどんどん減少していくなかで、応募数をもっとも重視する採用戦略はどこかで限界が来ます。
「応募数を増やす」「応募単価を下げる」といった取り組みと並行して、「歩留まりの改善」「自社にフィットした人材の採用」など、ミスマッチの最小化にも同時に取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。
そういった意味では「クチコミを見て応募をやめた」という人の意思決定も、採用側にとっては「ミスマッチを無くす」というメリットがあると考えています。
不幸なマッチングを減らすことは、企業にとっても本来不要な応募者対応コストを削減できることになりますよね。

さらには、自社について投稿されたクチコミを読み込んでいくことによって企業の課題が浮き彫りになることもあります。
例えば、「研修内容が現場によってばらばらだ」とか、「オペレーションに問題がある」とか。クチコミにはスタッフの待遇だけでなく、自社の業務改善につながるヒントがたくさん詰まっています。

 

日本最大級のアルバイトクチコミサイト「バイトチェック byGMO(旧:to Be byGMO)」

 

-これほどクチコミに対して熱い想いを持つ高橋さん。「バイトチェック byGMO」というサイトを運営されているそうですが、どのようなサービスなのでしょうか。

高橋氏:はい。わたしが携わっているのはサービス開始から2年で月間100万人近いユーザーを抱えた「バイトチェック byGMO(https://www.to-b.jp/)」というクチコミプラットフォームです。

 

-ニュートラルな内容が集まりにくいなど、クチコミサイトならではの問題点もあると思いますが、クチコミの質を保持できる秘訣はなんですか?
高橋氏:「バイトチェック byGMO」は誰でも書き込めるクチコミサイトとは異なり、書き手のほとんどが当社サービスに登録済みの個人会員様です。真偽不明な内容が掲載されないよう、寄せられたクチコミは全件掲載前にGMOのスタッフによる審査を行っています。スタッフ全員が、ユーザーに提供する情報の質にはかなりこだわりをもっていまして、1件のクチコミを載せるか、載せないかで小一時間会議することもあります。正確な情報を伝え、幸せなマッチングに介在することを目的として、ユーザー・企業目線で多角的に判断し、日本最大級クチコミサイトとしての質を維持しています。

-現在有料プランで「バイトチェック byGMO」に掲載する企業も見受けられますね。先ほど挙げていただいた点以外にも、採用担当者が感じていらっしゃるメリットがあればぜひ教えてください。

高橋氏:そうですね。大きく分けると3つのポイントで評価いただいています。
 1. 新しい手法としてのオウンドメディア集客ツールとして
 まずは、自社の採用ホームページに集客するツールとしてご導入いただくケースが最も多いです。
最近では、中長期的にオウンドメディアを育てたいとお考えの企業も増えていますので、そうした自社採用ホームページの集客強化を実現できるサービスとして「バイトチェック byGMO」をご活用いただいております。

 2. コストパフォーマンスの高い採用ツールとして
 「バイトチェック byGMO」の有料プランを導入後、他社のアグリゲーション型サイトと比較すると応募単価が半額以下という結果になった事例もあります。やはりクチコミを見ているのは、当然その企業でバイトすることに興味を持っている方が多いんですね。そういった「自社の応募検討層」が多く集まっているクチコミサイトに広告を出すことは1番効率が良いため、非常に安価に応募を獲得することができます。現在は「クチコミを介した企業と応募者のマッチング」を普及していくために、料金もかなり抑えてご提供しています。

 3. 歩留まり改善、そして無駄な応募の削減
 一般的な求人サイトでは採用率が2割だった企業が、「バイトチェック byGMO」経由では5割以上という結果を出したことがあります。先ほども少しお伝えしましたが、これはクチコミを通じて求職者側の期待値を事前にコントロールでき、結果としてミスマッチが防げるからだと考えています。

 良い部分だけでなく、自社で働くなら覚悟しておいてほしい部分もクチコミを通じて発信することで、社風に合わない層、早期離職してしまう層を応募前にはじくフィルターとしての役割を果たしています。結果として、採用率や定着率の改善につながるサービスである、と評価をいただいています。

 

「バイトチェック byGMO(旧:to Be byGMO)」におけるクチコミの価値

高橋氏:今までの採用活動では広告費を投入すればするほど、一定程度までは応募の数を増やすことができました。一方で、当たり前ですが、求人広告を出さなければその間応募は獲得できず、広告費をかけ続けても長期的に価値を蓄積できるものではありません。

「バイトチェック byGMO」では、クチコミとともに従業員の満足度が5段階でスコア化されています。従業員からの評価が高い企業にとっては、この「バイトチェック byGMO」上のスコアは無形の資産になるのではないかと考えています。
例えば「バイトチェック byGMO」において、星評価が4点台の企業というのはかなりの上位層に限られますので、自社の採用ホームページで「クチコミサイトで高評価!」など自社の働き心地の良さをアピールいただくことで、応募の決め手となるポイントを増やすことが可能になります。
実際に店舗や現場の最前線で自社のお客様と接しているアルバイト・パートスタッフのコンディションはとても重要です。定着率やES(従業員満足度)といった「人事系のKPI」にとどまらず、全社の業績に影響を与える要素であるはずです。

「バイトチェック byGMO」に掲載されている星評価やクチコミは、「自社採用ホームページの集客強化」「ミスマッチの少ないスタッフ採用の実現」など採用面はもちろんのこと、それ以外にも企業活動のさまざまな場面で活用可能性が考えられるのではないでしょうか。

 

PICK UP
【マイナビバイトから】
今回のインタビューでは、記事に書き切れないほど多くのお話を伺うことが出来ました。「マイナビバイト」という求人サイトを運営している我々にとっては、まさに胸に刺さる内容も…。
クチコミに限らず、アルバイトの採用領域全体の課題や今後の解決策のヒントとなる話題も多く実りのある時間でした。「バイトチェック byGMO」を利用した採用活動に興味を持たれた方はぜひ実際のページをご覧になってみてください。

 






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