株式会社マイナビが調査した「大学生のアルバイト調査(2023年)」の内容から、大学生のアルバイト採用活動時にご確認いただきたいデータをご紹介します。
特に知っておくべき内容を抜粋しているので、忙しい採用担当者様も必見です。
さらに詳しいデータを知りたい方は、以下より資料をダウンロードしてご確認ください。
目次
大学生の就業実態
アルバイトの就業経験があると回答した大学生は89.5%で、うち68.4%は現在も就業中です。
高校生を対象にした同様の調査では、アルバイトの就業経験がある高校生は39.1%にとどまっているため、高校卒業後にアルバイトを始めるという学生が多いことがわかります。*1
雇用形態は「定期的なアルバイト」が最も多く88.1%、2022年度と比較しても大きな差はありません。
引用)株式会社マイナビ「大学生のアルバイト調査(2023年)」p.6
*1 株式会社マイナビ「高校生のアルバイト調査(2023年)」p.5
大学生がやりたい・やりたくない職種
「調理・フード」などの未経験でも始めやすい印象のある職種だけでなく、「イベント」「レジャー・アミューズメント」などの非日常感のある職種が上位に挙がっています。
また4位には「アパレル販売」、5位に「ホテル・結婚式場スタッフ」が選ばれるなど、個々の興味・関心などがアルバイト選びには色濃く反映されているようです。
一方、特にやりたくない職種では「建築・土木」「配送・ドライバー」「コールセンター」などの肉体的・精神的な負荷が大きいイメージのある職種が避けられる傾向にあることが分かりました。
参考)株式会社マイナビ「大学生のアルバイト調査(2023年)」p.31~32を元に作成
大学生のアルバイト選び
大学生がアルバイト先に求める条件と決め手
必須条件は「シフトの融通がきく」「自宅から近い」「学業への理解がある」が上位に挙がるなど、学業との両立を重視する大学生が多いことが分かります。
アルバイト先の決め手となるのは「応募後にすぐに企業から連絡がきた」が1位でした。
高校生の場合でも同様に「応募後にすぐに企業から連絡がきた」が1位となっており、連絡スピードの重要性がうかがえます。
マイナビバイトでは応募後2日以内の連絡を推奨しています。
引用)株式会社マイナビ「大学生のアルバイト調査(2023年)」p.8
大学生がアルバイト探しを始める前に不安に感じること
授業やサークルとアルバイトを両立する必要がある大学生は、どうしてもアルバイトに割ける時間が限られてしまうため、やはりシフトに対する不安が大きいことが分かります。
また「不安に感じることはない」を選択したのは男性12.8%、女性4.6%と大きく差があり、ほとんど全ての項目で女性の方が不安に感じることが多い傾向にあります。
引用)株式会社マイナビ「大学生のアルバイト調査(2023年)」p.46
大学生の離職経験と離職理由
長期勤務予定だったアルバイトを1か月以内に辞めた経験(引っ越しなどのやむを得ない状況は除く)のある大学生は14.5%で、学年別に見てもそれほど大きな差はありません。
引用)株式会社マイナビ「大学生のアルバイト調査(2023年)」p.57
離職理由は「上司/先輩から理不尽な指摘や指導があった」「上司/同僚など職場の人間関係が合わなかった」などが上位で、高校生と同様に人間関係が原因となることが多いようです。
また、仕事内容が想定していたものではなかったことなども早期離職に繋がっているため、アルバイトの定着を成功させるには面接時にしっかりと説明し理解してもらうなどの対策も重要です。
引用)株式会社マイナビ「大学生のアルバイト調査(2023年)」p.11
大学生が働き続けたい職場の特徴
「現在のアルバイト先で長く働きたいと思うか」という質問に対して、77.4%の大学生が継続意向を示しています。
アルバイト先の実情から、「職場の雰囲気が自分に合っている」「やりがいを感じる」職場であると感じている方の継続意向が高い傾向があります。
また大学生がアルバイト先を選ぶ必須条件で「シフトの融通がきく」「自宅から近い」「学業とへの理解がある」などを紹介しましたが、それらの条件に加えて「職場の雰囲気が合う」「やりがいがある」「仲間と楽しく仕事ができる」などプラスアルファの魅力やメリットがある職場に長く勤めたいと感じる大学生が多くいる可能性があります。
引用)株式会社マイナビ「大学生のアルバイト調査(2023年)」p.10
大学生のアルバイトにおける就職活動の意識
就職活動への意識有無
就職活動を意識してアルバイト先を決めた大学生は25.8%でした。
学年別にみると大学3年生が最も高く29.1%となりますが、学年ごとにそれほど大きな差はありません。
引用)株式会社マイナビ「大学生のアルバイト調査(2023年)」p.83
大学生が希望する就活サポートや就職支援
就活を意識してアルバイト先を決めた大学生が希望する就活サポートや就活支援は、「資格取得のサポート」「模擬面接などの面接対策」などです。
現状、就職活動を意識してアルバイト先を探す大学生は3割以下ですが、全体の48.9%は「(就職活動の)サポート・制度の必要性を感じる」と回答しています。
就職活動をサポートできる体制やノウハウがある企業は求人募集の際にしっかりとアピールすることで、他社との差別化や新たなターゲット層の獲得につながるかもしれません。
引用)株式会社マイナビ「大学生のアルバイト調査(2023年)」p.89
まとめ
多くの大学生が学業とアルバイトの両立を重要視しているため、事前に働き方の希望と自社の勤務条件などをよく擦り合わせておくことが大切です。
また人間関係のトラブルが早期離職につながる可能性が高いので、学生の定着に悩む企業様は一度コミュニケーション方法の見直しなどを行っても良いかもしれません。
本記事で触れている内容以外にも、大学生アルバイトの実態が良くわかるデータを様々な視点から集計しています。
ぜひ資料もダウンロードしてご活用ください。
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