株式会社マイナビがアルバイト就業者9,000名を対象に行った「アルバイト就業者調査(2024年)」の内容から、採用担当者様にご確認いただきたいデータを抜粋してご紹介します。
採用活動の計画や募集条件の設定、求人原稿の作成時などにぜひご活用ください。
さらに詳しいデータを知りたい方は、以下より資料をダウンロードしてご確認ください。
目次
アルバイト就業の実態
年代別の平均勤務日数・平均勤務時間
アルバイトの勤務期間
仕事内容や待遇など、アルバイト先の実情
アルバイト探しにおける重要ポイント
アルバイト先を決めた要因の1位は「応募後すぐに企業から連絡がきた」
アルバイト探しの必須条件として「シフトの融通がきく」を重視
アルバイト探しの情報収集源は「アルバイト・パート求人サイト」が最多
アルバイトを始める際に不安に感じることは「職場の人間関係」
性別・年代別・属性別による職種の傾向
現在働いている職種
やってみたいアルバイトの職種
特にやりたくないアルバイトの職種
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アルバイトの就業実態
年代別の平均勤務日数・平均勤務時間
全体の1週間あたりの平均勤務日数は3.9日、1日あたりの平均勤務時間は5.3時間となりました。この結果と比較して、最も少なかった年代はいずれも10代で、勤務日数は1週間あたり3.0日、勤務時間は1日あたり4.5時間でした。また、30代はどちらの項目においても平均より多く、勤務日数は4.2日、勤務時間は5.7時間であることが分かりました。
引用)株式会社マイナビ「アルバイト就業者調査(2024年)」P.6
アルバイトの勤務期間
アルバイトの勤務期間で最も多かったのは「5年以上」で、35.8%となりました。特に40歳以上のミドルシニア・シニア世代では「5年以上」と回答した割合が半数を超え、長期間勤務する場合が多いと分かります。なお、2022年から2024年までの結果を比較すると、勤務期間が徐々に長くなっていることが分かります。
引用)株式会社マイナビ「アルバイト就業者調査(2024年)」P.16
仕事内容や待遇など、アルバイト先の実情
現在アルバイトやパートとして働いている職場の実情についての調査では、「シフト・時間の融通がきく」 が最も多く、53.2%となりました。この項目は属性別に見ても、全属性において回答数が最多です。
次いで「自宅から近い」が46.7% 、「交通費が支給される」が36.3%、「年齢・性別に関係なく活躍している」が30.7%、「未経験でも出来る仕事である」が28.3%となりました。これらの項目は前年も上位に選ばれており、アルバイトを探す際に重視されやすいポイントであると考えられます。
引用)株式会社マイナビ「アルバイト就業者調査(2024年)」P.26
アルバイト探しにおける重要ポイント
アルバイト先を決めた要因の1位は「応募後すぐに企業から連絡がきた」
アルバイトを探してから採用されるまでの期間は、全体では「1週間未満」が最も多く42.7%で、次いで「1週間以上~2週間未満」が27.4%となりました。年代別で比較すると、10代と70代は特に短期間で採用が決まる傾向が高く、約半数が「1週間未満」となっています。
また「アルバイト先を決めた要因」に関しては、「応募後にすぐに企業から連絡がきた」が最多で30.7%、次いで「すぐに合否通知の連絡が来た」が28.8%、「時給やシフトの融通などの勤務条件について詳細を教えてくれた」が26.0%となりました。
これらの調査結果から、アルバイト求職者は仕事を探してからすぐに採用されることを重視しているようです。応募後や面接後に企業から素早いレスポンスがあるかどうかは、勤務先を決定する上で重要なポイントとなっていることが分かります。採用活動を行う際は、面接設定や連絡などをスムーズに行えるよう調整しましょう。
引用)株式会社マイナビ「アルバイト就業者調査(2024年)」P.8
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アルバイト探しの必須条件として「シフトの融通がきく」を重視
アルバイト探しをする際の必須条件として最も多くの方に選ばれたのは「シフトの融通がきく」で53.2%でした。次いで「自宅から近い」が50.7%、「交通費が全額支給される」が32.9%となりました。
年代別に比較すると、必須条件として選択される事柄は変化し、10代~40代は「シフトの融通がきく」、50代・60代は「自宅から近い」、70代は「年齢に関係なく活躍できる」がそれぞれ最も多くなりました。
また、30代以降の場合、「長期で働ける」は3割程度で上位10位内となる一方、20代は10位以内ながら2割未満、10代では10位圏外となりました。なお、10代・70代のみ「短時間・少日数でいい」が10位内となっており、学校生活との両立や体力面など、年代特有の事情が影響しているようです。
そのほかで注目したいのは、「未経験でもできる仕事」が10代~60代の幅広い年代で重視されていますが、70代は「経験を活かせる」ことが「未経験でもできる仕事」であることよりも上位となっています。新しいことを一から覚えるよりも、これまでの経験を生かせる職場の方が安心して応募しやすいと考えられているようです。
また10代は「研修・フォローが手厚い」が7位に入っています。これは、就業経験が少ない年代ならではの結果といえるでしょう。
引用)株式会社マイナビ「アルバイト就業者調査(2024年)」P.9
アルバイト探しの情報収集源は「アルバイト・パート求人サイト」が最多
アルバイト・パート探しの情報収集源は「アルバイト・パート求人サイト」「アルバイト・パート求人紙」「アルバイト・パート求人アプリ」が上位に挙げられています。「アルバイト・パート求人アプリ」は2022年から微増傾向にあり、2年間で4.3ptアップしました。一方、「ハローワーク」は年々減少傾向にあり、2022年から4.2ptダウンしています。家にいながら好きな時間に仕事探しができるサイトやアプリがより活用されているようです。
なお、年代によって利用されている情報収集源には違いがあります。10代では「アルバイト・パート求人アプリ」、 20代~40代では「アルバイト・パート求人サイト」、50代では「アルバイト・パート求人紙」、60~70代では「ハローワーク」がそれぞれ最多となっています。「アルバイト・パート求人アプリ」「SNS」「口コミサイト」は主に高校生や大学生に利用されています。そのほかにも、10代では「友人・知人・家族の話」で情報を集める割合も高いようです。
引用)株式会社マイナビ「アルバイト就業者調査(2024年)」P.35
アルバイトを始める際に不安に感じることは「職場の人間関係」
アルバイトを始める際は「職場の人間関係」で不安を感じることが最も多いという結果となり、54.9%と半数以上を占めました。
高校生・大学生の場合は「学業との両立」や「就職活動との両立」、主婦の場合は「急な休みに対応してくれるか」 「家事と両立できるか」 「子育てと両立できるか」と回答した割合が高かったです。アルバイトとプライベートとの両立に不安を感じる人が多いことが分かります。
なお、10代では「やめにくくないか」も不安となっているようです。自分に合わない仕事であればやめようと最初から考えていることがうかがえ、就業経験が少ない10代特有の傾向といえそうです。
引用)株式会社マイナビ「アルバイト就業者調査(2024年)」P.39
詳細なデータは、ぜひ資料をダウンロードしてご確認ください。
性別・年代別・属性別による職種の傾向
現在働いている職種
現在就業中のアルバイト職種は「飲食・フード(接客・調理)」が最も多く、次いで「販売(コンビニ・スーパー)」 「オフィスワーク・事務」となりました。「飲食・フード(接客・調理)」として働いている割合は10代・20代が高く、10代では5割、20代では2割が従事しています。
なお、やってみたいアルバイトの職種は、上位から「オフィスワーク・事務」「軽作業」「飲食・フード(接客・調理)」となりました。年代別で比較すると、20代~60代では「オフィスワーク・事務」、70代は「軽作業」がトップとなる一方で、30代以上ではトップ5圏外だった「イベント」が10代・20代では2位となっています。
また、副業/掛け持ちのアルバイトの職種は「飲食・フード(接客・調理)」が最も多く、次いで「軽作業」「教育(塾・家庭教師等)」「販売(コンビニ・スーパー)」となりました。年代によって違いがあり、10代~30代では「飲食・フード(接客・調理)」、40代・50代では「軽作業」、60代では「医療・介護・福祉」、70代では「清掃」がそれぞれ最も多い結果となりました。
引用)株式会社マイナビ「アルバイト就業者調査(2024年)」P.7
やってみたいアルバイトの職種
やってみたいアルバイトの職種について性別・年代別・属性別で調査したところ、全体では「オフィスワーク・事務」「軽作業」「飲食・フード(接客・調理)」が上位に挙げられました。年代別で比較すると、10代では「飲食・フード(接客・調理)」、20~60代では「オフィスワーク・事務」、70代では「軽作業」がそれぞれ最多となっています。
なお10代は「特になし」と回答した割合が低く、他の年代と比較していずれかの職種を選択している ことも特長です。就業経験が少ないからこそ、さまざまな職種に興味を持っている様子が見受けられます。
引用)株式会社マイナビ「アルバイト就業者調査(2024年)」P.21
特にやりたくないアルバイトの職種
特にやりたくないアルバイトの職種について調査したところ、全体では「営業」「建築・土木」「コールセンター」が上位に挙げられました。なお、高校生・大学生はどの職種も全体的にスコアが低い傾向にあり、さまざまな職種を試してみることに積極的な様子が見受けられます。
引用)株式会社マイナビ「アルバイト就業者調査(2024年)」P.22
詳細なデータは、ぜひ資料をダウンロードしてご確認ください。
まとめ
「アルバイト就業者調査2024年版」では、求人者はアルバイト先を決める際、「応募後にすぐに企業から連絡がきた」ことを重視していることが分かりました。また、重視したポイントについて「すぐに合否通知の連絡が来た」と回答した割合も多かったことを踏まえると、実に6割近くが企業からのレスポンスの早さを決め手に選んでいることが読み取れます。
求人に応募してから採用を決めるまでの期間は「1週間未満」という回答が最多であったことから、採用活動を1週間以内で完結できるようにあらかじめ段取りしておく必要がありそうです。
また、アルバイト先を探す際、「シフト・時間の融通がきく」ことはほとんどの年代で重視されているようです。具体的なシフトの仕組みなどを募集要項に記載することがおすすめです。
本記事で触れている内容以外にも、求職者の実態がよく分かるデータをさまざまな視点から集計しています。ぜひ資料をダウンロードしてご活用ください。
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