>>フリーランスの意識・就業実態調査(2024年)をダウンロードする<<
株式会社マイナビが、本業または副業でフリーランスに該当する業務を行っている20〜69歳の男女1000名を対象に実施した、「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」の調査内容から、一部を抜粋してご紹介します。
フリーランスになった理由や仕事への考え、働き方の満足度などについて調査しており、フリーランスという働き方の実態を探りつつ解像度をあげることができる資料となっておりますので、詳しいデータにつきましては資料をダウンロードしてご確認ください。
目次
※各目次をクリックすると、読みたい内容をすぐにご覧いただけます。
フリーランスの就業実態
具体的な職種や労働時間など
フリーランスとして働き始めた年齢
独立系フリーランスの収入や取引先との関係
副業系フリーランスの収入や取引先との関係
フリーランスという働き方への考え
独立系フリーランスとして働き始めた理由
副業系フリーランスとして働き始めた理由
独立系フリーランスが不安に感じていること
副業系フリーランスが不安に感じていること
働き方の満足度・今後の意向
総合的な満足度
会社員時代(前職)との働き方比較
マイナビバイト掲載のご依頼や採用に関するお悩み、お気軽にご連絡ください!
フリーランスの就業実態
具体的な職種や労働時間など
マイナビが調査した職種は下記となります。中でもフリーランスとして請け負ったことがある職種で多かったのは「クリエイティブ系」が全体で30.7%、次いで「編集・ライター・印刷系」が22.0%となりました。*1*1引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.98
厚生労働省の統計調査によると、一般労働者の月間労働日数は平均19.5日、月間労働時間は平均149.7時間という結果となりました。一方でマイナビの調査では、独立系フリーランスの月間労働日数は平均19.8日、月間労働時間が137.6時間という結果となりました。この結果から、一般労働者と比べると独立系フリーランスの労働時間が10時間程度短いものの、労働日数はほぼ同じということがわかります。
また、職種別では特に「ITエンジニア・開発系」の月間労働日数は平均19.4日、月間労働時間は平均145.4時間となり、一般労働者とほぼ同じ日数・時間となっています。
1日あたりの労働時間で比較すると、一般労働者は1日あたり7.7時間であるのに対して、「編集・ライター・印刷系」は1日あたり6.4時間、「クリエイティブ系」は1日あたり6.3時間となりました。このことから、上記職種は120時間前後の時短・分散型であることがわかります。
また「コンサルタント系」の労働時間は1日あたり7.3時間程度の短期集中型、「事務・バックオフィス系」の労働時間は1日あたり5.4時間の日数・時間ともに少ないスキマ型と推察されます。
フリーランスの職種によって働き方や労働時間はさまざまで、それぞれのライフスタイルや業務の特性を反映していることがわかります。*2*2引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.6
フリーランスとして働き始めた年齢
マイナビの調査では、独立系フリーランスとして働き始めた年齢は「30~35歳」が24.8%で最も多く、続いて「40~45歳」が17.8%となり、平均すると36.0歳という結果となりました。また副業系フリーランスの方が働き始めた年齢は、「20~25歳」が2割強を占めており、「独立系」と比べて平均開始年齢が若いことがわかります。特に収入の補填や経験値を得ることを目的として、副業を始めるケースが考えられます。
職種別では、「映像・芸能系」が「20~25歳」で42.6%を占めているのに対して、「ITエンジニア・開発系」「コンサルタント系」「配達・配送・交通・運輸系」は平均開始年齢が40歳近くとなっています。この結果から、キャリアを積んだのちにフリーランスを始める方が多い傾向にあることがわかります。*3
フリーランスとして働くための道や、始める年齢も職種によって異なり、働き方に対する選択肢や考え方も変わってきています。*3引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.26
独立系フリーランスの収入や取引先との関係
マイナビの調査の結果、独立系フリーランスの年間売上額は「100~200万円未満」「200~300万円未満」が13.1%で最も多くを占めています。一方で「1000万円以上」も1割半ば以上みられるため、平均すると年間478.5万円となります。*4 また、これまで取引経験のある企業・消費者数に関しての調査では、「1社」が最も多く23.8%となりました。*5
この数値は、収入が多様で一定の収入を上回る層も存在することから、その潜在的な市場価値の高さを示唆しています。
副業系フリーランスの収入や取引先との関係
対して副業系フリーランスの年間売上額は「50万円未満」が24.3%で最も多いことがわかりました。また「200万円以下」が半数以上を占めており、平均すると233.3万円という結果になりました。*4 また、取引経験のある企業・消費者数に関しては「5~9社」が最も多く20.0%となりました。なかでも「コンサルタント系」「企画系事務」をはじめ50社以上との取引がある層も一定数存在することがわかります。その影響をうけて平均値は高めになっています。*5
この数値は、収入を本業に依存している傾向が強く、時間的制約や仕事の量が限られることが影響していると考えられます。
上記の収入の違いは、働き方やビジネスモデルの違いに起因していると推測されます。取引先の数は、収入や事業の安定性にも影響を及ぼす要因となるため、フリーランスとしての活動を行う上で重要な指標となります。*4引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.38*5引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.36
フリーランスとして働いている年数や、職種別の経費率についてもまとめておりますので、詳細なデータはぜひ資料をダウンロードしてご活用ください。
>>フリーランスの意識・就業実態調査(2024年)をダウンロードする<<
フリーランスという働き方への考え
独立系フリーランスとして働き始めた理由
マイナビの調査では、独立系フリーランスが自身の働き方を選択する理由として「自分の仕事のスタイルで働きたいため」が45.9%で最も多く、続いて「働く時間や場所を自由にするため」が43.8%となりました。*6
副業系フリーランスとして働き始めた理由
また、副業系フリーランスでは「収入を増やすため」が38.8%で最も多く、続いて「好きな仕事で働くため」が34.4%となりました。20代では「将来的に起業するため」が18.9%で全体より10pt以上高いことがわかります。*6 この結果から、将来の独立を視野に入れてフリーランスを選択する傾向が強いことが伺えます。
職種別では、独立系・独立系問わず「映像・芸能系」は「好きな仕事で働くため」が57.4%となり、続いて「通訳・翻訳系」「企画系事務」は「自分の能力や資格を活かすため」が51.8%となっています。この結果から、専門性を重視した働き方が根付いていることがわかります。*6*6引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.64
独立系フリーランスが不安に感じていること
マイナビの調査によると、独立系フリーランスが働く上で不安に感じていることについて、「収入に波がある・不安定」と回答した方が38.8%にのぼっています。他にも、4人に1人の割合となる24.6%が「老後の心配」と回答し、副業系より5pt以上高い結果となりました。このことから、収入の安定性に対する不安を強く感じていることがうかがえます。*7
副業系フリーランスが不安に感じていること
また、副業系フリーランスは「収入額が少ない」と回答した方が31.7%となり、実際の収入の少なさが悩みの種となっていることが推測されます。また、「不規則な生活になってしまう」が15.2%となり、独立系より5pt以上高い結果となりました。*7
職種別で不安に感じていることは、概ねどの職種も「収入に波がある・不安定」「収入額が少ない」が上位となりました。その中で、「ITエンジニア・開発系」「コンサルタント系」は「特になし」が最多となりました。また、「配達・配送・交通・運輸系」は「老後の心配」「失業手当・病気やケガへの保障がない」がそれぞれ36.0%で最も多い結果となっています。
年代が低いほど「人とのコミュニケーションが少ない」「孤独感が大きい」が高くなる傾向が見られ、20代では全体より10pt以上高い結果となりました。*7
特に若年層がフリーランスとして活動する中で感じる孤独感や、コミュニケーション不足を解消していくことが今後の課題であることがわかります。また、フリーランスが抱える悩みに対する理解を深め、より良い支援策を考える必要があります。*7引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.70
働き方の満足度・今後の意向
総合的な満足度
マイナビの調査では、フリーランスとしての働き方全体の満足度は、独立系フリーランスが61.9%、副業系フリーランスが49.1%と独立系が10pt以上高い結果となりました。この満足度の差は、働き方の自由度や自己決定権の有無に起因していると見られます。
職種別にみると、「通訳・翻訳系」が最も高く69.6%、続いて「ITエンジニア・開発系」が64.2%となりました。これらの職種は、専門性や需要が高く比較的安定した収入を得やすいため、大きな満足感につながっていると考えられます。対して「事務・バックオフィス系」が48.0%で最も低く、続いて「建築・施工系」が52.1%という結果となりました。
フリーランスとして働いた動機は、「働きやすさ・自由度追求目的」が64.0%で最も高く、続いて「自己成⾧目的」が58.5%となります。特に自由な働き方を求める声が多く、その背景には柔軟なライフスタイルを重視する傾向があると考えられます。
性別では男性より女性の「満足」が5pt以上高く、年代別では概ねどの年代も「満足」が6割弱で並び、60代のみ63.3%で6割を超える結果となりました。*8
その理由としては、女性がフリーランスとして働く場合、家庭やプライベートとの両立を重視し、柔軟な働き方により高い満足感を得ているからだと考えられます。*8引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.76
また、今後もフリーランスを「続けたい」人は全体で60.5%、「どちらかというと続けたい」を合わせた「継続意向あり」は90.6%と非常に高い結果となっています。また、職種別についても「継続意向あり(計)」が9割前後を占める結果となりました。*9
この結果から、フリーランスとしてのキャリアを選ぶ人々が、それぞれの職域で一定の安定感や満足度を感じていることが示されています。フリーランス活動の自由度や自己成長の機会が、働く人々にとって魅力的であることを反映していると言えるでしょう。
このような高い継続意向は、フリーランス市場の活性化や多様な働き方の普及に寄与する要素として注目されます。*9引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.82
会社員時代(前職)との働き方比較
マイナビの調査では、前職が会社員・役員だった方に、当時とフリーランス独立後を比較してもらったところ、【仕事の進め方の自由度】が「増えた」との回答が80.9%という結果となりました。この割合は、フリーランスとして働くことで得られる柔軟さや自己決定権の重要性を示しています。
続いて【私生活の幸福度】が「増えた」との回答が60.8%となっています。フリーランスとしての働き方が、家庭や私生活との両立を可能にすることから、全体的な幸福感の向上に寄与していると考えられます。
一方で「減った」が最も高いのは【仕事上のストレス】で65.4%を占めており、続いて【収入】が52.4%、【業務量】が48.9%となりました。フリーランスとして独立した際の収入と業務量の減少は、特に初期段階での課題と捉えることができます。また、安定した収入を確保するためには戦略的な計画や市場の分析が必要だと考えられます。*10
総じて、独立系フリーランスは仕事の自由度や私生活の幸福度が向上する一方で、収入や業務量に関しては厳しい現実も抱えていることが明らかになりました。これらの情報は、今後のキャリア選択や働き方を見直す上で重要な指標となるでしょう。*10引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.80
フリーランスが感じている不安点についての対処法や、フリーランス継続意向者が思う今後の展望についてもまとめておりますので、詳細なデータはぜひ資料をダウンロードしてご活用ください。
>>フリーランスの意識・就業実態調査(2024年)をダウンロードする<<
フリーランス新法への期待
フリーランス新法に期待すること
フリーランスとして働く人々の権利や働き方を保護するために2022年に施行されたフリーランス新法は、契約の透明性を高めたり、報酬の支払いを確実にするためのルールを定めたりしています。この法律により、フリーランスの労働環境改善や、より良い働き方を促進することを目指しています。
マイナビの調査によると、フリーランス新法の施行による働きやすさ向上への期待は、「期待できる」が全体の37.6%となりました。また、独立系フリーランスでは35.0%、副業系フリーランスでは47.6%と、副業系が独立系を10pt以上上回る結果となりました。 この結果から、法律の施行がフリーランスにとっての安心材料となっていることが伺えます。
職種別では「企画系事務」の「期待できる」が51.2%で最も高く、続いて「通訳・翻訳系」が43.5%となっています。対して、最も低いのは「コンサルタント系」で27.5%、続いて「ITエンジニア・開発系」が34.8%となっています。こちらの結果から、コンサルタントやIT系のフリーランスが、すでにある程度の契約体制を持っていることや、業務の性質上、透明性の確保が難しい場合があるためと考えられます。
また、フリーランス歴が短いほど「期待できる」の回答が増加傾向にあります。*11
この結果から、フリーランスの働き方が一般化する中で、フリーランスの経験が浅い人々が、新法による保護やサポートに対して期待を持っていることを表しています。これから新たに働き始める人々にとっては、法律による後押しが有益であると認識しているのかもしれません。
このように、フリーランス新法の施行は、様々な職種や経験年数に応じた期待感を生み出しており、いかに全体の労働環境を改善するかが今後の課題となっています。フリーランスが安心して働ける環境が整っていくことが、さらなるキャリアの発展につながるでしょう。*11引用)株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査(2024年版)」P.89
まとめ
フリーランスとして働く人々の自由度や満足度は高まっており、今後もフリーランスを続けたいと考えている人は9割以上に達しています。特に独立系フリーランスは、自己決定権の向上と私生活の幸福度の増加を実感しています。ただ一方で、収入や業務量に対する懸念も抱えていることもわかりました。
また、フリーランス新法の施行が働きやすさ向上に寄与するとの期待感は高く、特に副業系フリーランスが強く期待する傾向が見られました。職種別では、「企画系事務」や「通訳・翻訳系」が高い期待を示しています。一方で「コンサルタント系」や「ITエンジニア系」では期待感が低い結果となりました。これは、これらの職種では既に安定した契約体制が確立されていることを反映しています。
フリーランスとしての道は多様化し、それぞれの職種や経験年数によって異なる期待や現実が存在しています。その中でも、これからのフリーランス市場は活性化していくことでしょう。フリーランスが安心して働ける環境を整えることが、今後のキャリア形成において重要なポイントとなります。
また、本記事で触れている内容以外にも、フリーランスの実態がよくわかるデータをさまざまな視点から集計しています。
ぜひ資料をダウンロードしてご活用ください。
>>フリーランスの意識・就業実態調査(2024年)をダウンロードする<<
マイナビバイト掲載のご依頼や採用に関するお悩み、お気軽にご連絡ください!
「マイナビバイトの掲載料金が知りたい」「掲載の流れを知りたい」とお考えの採用担当者様は、ぜひ以下よりお問い合わせください。
マイナビバイトでは、求人掲載をお考えの方だけでなく、アルバイト・パート採用に関するお悩みをお持ちの方からのご相談も歓迎しております。私たちは、応募から採用・定着までをしっかり伴走し、貴社の課題解決に寄り添います。
マイナビバイトに問い合わせる(無料)
電話番号:0120-887-515(受付時間 9:30~18:00)
さらに、料金表・サービスの概要・掲載プラン・機能紹介などを詳しくまとめたサービス資料もご用意しています。
「まずは資料を見てみたい」という方は、下記リンクから無料でダウンロードいただけます。
マイナビバイトは、貴社の採用活動を全力でサポートいたします。ぜひこの機会にお問い合わせください。