株式会社マイナビでは、2024年4月に「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(4月)」を実施しました。その結果から、マイナビバイトでインターンシップ情報のご掲載を検討される際にご確認いただきたいデータをご紹介します。
特に知っておくべき内容を抜粋しているため、忙しい採用担当者様も必見です。
さらに詳しいデータを知りたい方は、資料をダウンロードしてご確認ください。
目次
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低学年(大学1・2年)のキャリア形成活動
低学年時にキャリア形成活動に参加したことのある学生は47.2%
参加動機で最も多いのは「『働く』ことに対して具体的なイメージを持ちたかった」
大学3年生(2026年卒)のインターンシップ・就職活動準備実態
2024年4月時点で実際に行った活動は「大学主催のガイダンスに出席した 」
今後の参加方針は「期間が長い(5日以上)就業体験のあるプログラムを中心に参加していきたい」
応募時に感じる不安は「スケジュールの調整ができるかどうか」が前年同様に最多
まとめ
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低学年(大学1・2年)のキャリア形成活動
低学年時にキャリア形成活動に参加したことのある学生は47.2%
本調査は2026年3月卒業見込みである全国の大学3年生と大学院1年生の計5,327名を対象に実施されたものです。そのうち低学年(大学1・2年生)のときにキャリア形成活動を行ったことのある学生は47.2%と約半数を占めており、前年7月の調査時点より4.5pt増加しました 。
引用)株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(4月)」p7
参加したプログラムは、前年同様「大学の授業で実施されるキャリア教育(講義)」(23.9%)や「大学が主催するオープン・カンパニー型プログラム(業界・企業による説明会・イベント)」(18.7%)など、大学内で行うプログラムが上位を占めました。 ほとんどの項目において、参加割合が前年よりも増加しています。
引用)株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(4月)」p7
参加動機で最も多かった回答は「『働く』ことに対して具体的なイメージを持ちたかった」
「低学年のときにキャリア形成活動をしたことがある」と回答した学生を対象に、さらにその動機を質問したところ、「『働く』ことに対して具体的なイメージを持ちたかった」と回答した割合が最も多く、全体で37.2%となりました。
この回答項目は、文理別や男女別で見たところ、理系女子以外の分類において最多となっており、多くの学生にとってキャリア形成活動を行う重要な動機となっているようです。
引用)株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(4月)」p19
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大学3年生(2026年卒)のインターンシップ・就職活動準備の状況
2024年4月時点で実際に行った活動は「大学主催のガイダンスへの出席 」
2026年3月に卒業見込みである大学3年生を対象に、2024年4月に実際に行ったインターンシップ・就職活動準備について質問したところ、「大学主催のガイダンスに出席した」が最も多く、46.5%となりました。
これは前年の 調査結果と比較すると、唯一、割合が増加した項目です。なお、全体的に数値が減少している要因としては、アンケートの取得タイミングが前倒しされたことが考えられます。
引用)株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(4月)」p3
今後の参加方針は「期間が長い(5日以上)就業体験のあるプログラムを中心に参加していきたい」
今後、どのようなインターンシップ・仕事体験などのキャリア形成活動を行う予定かを単一回答で聞いたところ、「期間が長い(5日以上)就業体験のあるプログラムを中心に参加していきたい」と回答した割合が最も多く、16.2%となりました。前年6月に行った同調査の際は13.2%だったため、長期開催のプログラムを希望する割合は増加しています。
また、前回の調査では「期間が短い(2~3日程度)就業体験のあるプログラムを中心に参加していきたい」が31.4%と最も多い結果となりました。今回の調査からはこの期間が「半日・1日」と「2~3日程度」に分けられましたが、それらを足すと28.4%となり、前年比で減少していることが分かります。
このことから、長期間のプログラムによって現場をより深く知り、キャリア形成の参考にしたいと考えている学生が増えているようです。
引用)株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(4月)」p4
応募時に感じる不安は、「スケジュールの調整ができるかどうか」が前年と同じく最多に
インターンシップ・仕事体験へ応募する際、どのような点が不安なのかを聞いたところ、「スケジュール調整ができるかどうか」が前年同様に最も多く、58.2%となりました。先に解説した活動方針の結果からも長期プログラムへの参加意欲が高まっていることが分かっています。
2番目に多かった回答は、今年の調査から新たな選択肢として追加された「選考対策がうまくできるかどうか(自己PRや適正検査・筆記試験など)」で、53.8%となりました。
次いで、同じく今年から追加した選択肢「人気があり競争倍率の高いインターンシップにできるかどうか」が40.9%となっています。選考やプログラムの競争倍率などへの不安を示す項目を選択した人が多かったようです。
コロナ禍の影響が年々小さくなり、最近は対面でのプログラム実施が多くなっています。対面の場合は受け入れ可能なタイミングや人数に制限が生じるため、開催日数や参加人数に上限が設けられる場合もあるでしょう。
こうした状況が、選考や競争倍率に対する学生の不安要因として反映されている可能性があるようです。
引用)株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(4月)」p5
まとめ
今回の調査結果を踏まえると、「低学年時からキャリア形成活動に参加している学生が増えていること」や「具体的な活動内容として長期プログラムへの参加希望が増えていること」が分かりました。多くの学生が早い時期から自分の将来を見据え、就職活動の準備にしっかりと取り組む意欲があるようです。
このように学生の就職活動準備への取り組みに変化が現れた背景には、コロナ禍が収束して活動に取り組みやすくなったことや、対面でのプログラムの実施が増えたことが理由として挙げられます。
しかし、それに伴い、プログラムを開催する日数や参加人数に上限が設けられることが想定され、多くの学生が選考や競争倍率に対する不安を感じているようです。
インターンシップやオープン・カンパニーを実施する際は、学生が低学年時から参加できる機会を多く用意することで、意欲のある学生とのマッチングがよりスムーズに行える可能性が高まります。ぜひ本記事で紹介した内容を、今後の活動の参考にしてください。
また、本記事で触れている内容以外にも、大学生インターンシップの実態がよく分かるデータをさまざまな視点から集計しています。ぜひ資料もダウンロードしてご活用ください。
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