採用面接
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Web面接のメイクや身だしなみはどうする?好印象を作る4つのコツ

最近、アルバイトの面接で増えているのがWeb面接(オンライン面接)です。

Web面接は、非接触で3密を避けられるのはもちろん、応募者にとっては自宅にいながら気軽に面接を受けられるメリットがあります。
その気軽さゆえに応募者数を増やしやすいことは、Web面接の強みです。

ただ、2020年の新型コロナウイルスをきっかけに広まった新しい面接方法のため、Web面接のメイクや身だしなみについての情報は、まだ少ないのが現状です。

そこで本記事では、Web面接で好印象を作るメイクや身だしなみについて、詳しく解説します。

目次

Web面接のヘアメイクや身だしなみで注意すべきポイント

Web面接で好印象を作る4つのコツ

Web面接は事前準備が大切

Web面接のヘアメイクや身だしなみで注意すべきポイント

Web面接には、「画面越しのコミュニケーションならではの注意ポイント」が存在します。
具体的なコツをご紹介する前に、よくある失敗事例を交えながら解説しましょう。


(1)顔色

「対面で会うと明るくてステキな人なのに、Web面接では印象が悪く損している人」の共通項として、“Web面接の画面を通して見たときの顔色の悪さ”があります。

直接会う対面の面接であれば、その人本来の顔色を把握できます。
さまざまな角度から顔を見ることができるからです。

しかし、Web面接ではそうはいきません。
相手は、正面に固定されたカメラからの映像だけを見ています。
カメラの位置や光の当たり方によっては、顔色が悪く映りやすいことを知っておきましょう。

画面越しに見たときに強調されやすいのは、目の下のクマや口元のほうれい線などの“顔にできる影”です。
影は「忙しくて疲れ切っていそうな人」「厳しくて怖そうな人」など、本来の自分ではない間違った印象の原因となります。

(2)ぼやけて見えるメイク

画面越しに見ると“影”が強調されやすい一方で、顔全体は肉眼で見るよりもぼやけて見えます。
Web面接はインターネット回線を使って行われるため、解像度の低い映像が送信されるためです。

ここ数年、メイクのトレンドは「ナチュラルメイク」が主流でした。
しかし、ぼやけて見えるWeb面接でナチュラルメイクを実践すると、化粧をしていないスッピンと勘違いされる可能性があります。

メイクしていることは伝わったとしても、顔全体がのっぺりと締まりのない印象になりやすいことを知っておきましょう。
オンラインで普段通りのメイクをすると、本来の魅力が半減する可能性があるのです。

(3)髪表面にモワモワと飛び出ている毛(アホ毛)

オンラインでの会話中、つい視線が行ってしまうのが「髪の表面にモワモワと飛び出ている毛」です。
いわゆる「アホ毛」と呼ばれるものですが、画面を通してみると肉眼以上に目立ちます。

髪が乱れているように見えるアホ毛には、「だらしない」「くたびれている」といったイメージがあります。Web面接におけるアホ毛の処理は大切です。

(4)意外と見えるネイル

ここからは番外編として、採用者側ではなく応募者がやりがちな失敗を2つ、ご紹介します。

まず「Web面接ではネイル(爪)は見えない」と油断している応募者が多いのですが、実は面接官から意外とよく見えるのがネイルです。

例えば、身振り手振りを使って話しているときや、カメラやマイクの設定を調整するときに、画面に手指が映り込むことがあります。

応募者の指に不適切なネイルが施されていれば、採用者(面接官)としては評価を低くせざるを得ないでしょう。

採用者として判断基準に迷ったら、「対面の面接でNGのネイルはWeb面接でもNG」と考えてください。
例えばスカルプチュアで極端に長くしたロングネイルや、目立ちすぎるデコレーションネイルは、面接の場には不向きと判断しましょう。

(5)下半身の服装

ネイルと同じく「下半身はWeb面接では見えないからどうでもいい」と、ジャージやパジャマのままでWeb面接を受ける応募者もいます。

しかし、応募者が自宅で面接を受けるWeb面接では、思わぬトラブルがつきものです。

例えば自宅のWi-Fiの調子が悪い、家のインターホンが何度も鳴っている、うっかりスマホを落としてしまった──など、途中で立ち上がらざるを得ない状況に陥ることがあります。

応募者があまりにもだらしない服装をしているのが見えた場合には、採用者としては「この応募者は身だしなみやマナーの点で懸念がある」と考えて評価をしましょう。

Web面接で好印象を作る4つのコツ

ここまでご紹介した注意ポイントを踏まえつつ、Web面接で好印象を作るコツをご紹介します。

(1)顔色調整はファンデよりもライトを使う

1つめのコツは「顔色調整はファンデよりもライト(照明)を使う」ことです。

もし対面での面接であれば、ワントーン明るいファンデーションを使って顔色を明るく調整するところです。

しかしWeb面接では、ファンデで調整できる範囲は微々たるもの。
画面越しの顔色を映えさせるにはファンデだけでは不十分で、ハイライトやコントロールカラーも駆使した高度なメイクテクニックが必要です。

そこで、誰でも簡単にでき、しかもメイクより効果を発揮する方法としてご提案したいのが、ライト(照明)の工夫です。
極端な話をすれば、たとえ肌はノーメイクでも、ライトの使い方次第で“パッと明るい健康美肌”に見せることが可能になります。

ライトのなかでもおすすめは、「リングライト」といわれる、電球が円形に配置されたタイプのライトです。

インスタグラマーがライブ配信時に使用していることも多く、「女優ライト」とも呼ばれます。設置するだけで、簡単に肌をキレイに見せるライティングが完成する便利グッズです。

リングライトは1,000円〜3,000円程度で購入できます。事前に入手して、実際に試してみましょう。

(2)リップとチークは赤みをハッキリ入れる

2つめのコツは「リップとチークは赤みをハッキリ入れる」ことです。

顔の中に健康的な「血色感」をしっかり作ることで、解像度が低い画面越しに見ても顔がぼやけず、顔色も良く見えます。

肉眼で見ると「ちょっと濃いかな?」と思うくらいに、あえて濃いめにハッキリ入れましょう。
色味はリップもチークもレッド系がおすすめです。明るくはつらつとした印象を作れます。

一方、ベージュ系などのヌーディな色や、ボルドー系などのダークな色のリップは避けてください。画面越しに見ると、具合が悪そうに見えてしまう危険があるためです。

Web面接にそなえて、発色の良い赤リップを1本、購入しておくと良いでしょう。

(3)マスカラとアイブロウは普段より濃くする

3つめのコツは「マスカラとアイブロウは普段より濃くする」ことです。まつげと眉は、いつものメイクよりもしっかりメイクにしましょう。

マスカラをいつもよりも濃くたっぷり塗ると、画面越しでも目元の印象がハッキリします。メモを取るときなど、下を向いて伏し目になったときに美しく見えるのもポイントです。

アイブロウ(眉)も、手抜きせずにきちんと描きましょう。
眉毛がぼやけていると、画面で見たときにスッピンのような雰囲気が出てしまいます。
特にぼけやすい眉尻は、ペンシルで丁寧に描くのがおすすめです。

アイシャドウやアイライナーはいつもと同じメイクか、やや薄めにしましょう。
アイシャドウ・アイライナーを濃くし過ぎると、画面上では顔が暗く見えることがあるためです。
バランスを見ながら微調整してみてください。

(4)まとめ髪用ワックスでアホ毛を抑える

4つめのコツは「まとめ髪用ワックスでアホ毛を抑える」ことです。

正面から見たときに髪の表面から飛び出ている毛は、すべて「まとめ髪用ワックス」でペッタリと抑えつけるようにしましょう。
頭頂部はもちろん、サイドにはみ出る浮き毛・おくれ毛も目立ちますので、逃さずに処理します。

使用するワックスは、まとめ髪用のスティック型がおすすめです。ホールド力が強く、短い毛や硬い毛も抑えてくれます。

普段なら、髪を崩してあか抜けた印象を出したい方もいるかもしれません。しかしWeb面接では、きっちり整えたほうが清潔感が増し、美しく見えます。

 

Web面接は事前準備が大切

今回は、ヘアメイクや身だしなみの観点からWeb面接のコツをお伝えしました。
最後にひとつ、Web面接の特有の注意点をお伝えします。
それは「事前準備の大切さ」です。

というのも、Web面接では「1回でも予行練習しておけば気付けたはずの失敗」が起きやすいのです。
今回の記事では触れていませんが、カメラの位置、マイクの設定、インターネット回線の調子など、“実際にやってみて初めてわかる落とし穴”がさまざまな面に隠れています。

採用担当者・面接官側の準備はもちろんのことですが、多くの応募者はWeb面接に不慣れです。
Web面接の招待メールでは、事前に行うべき準備や必要な環境についての案内を、丁寧に行いましょう。

特に盲点となりやすいのが、利用ツールの最新版へのアップデートです。
例えばZoomは定期的にアップデートが行われていますが、「最新バージョンでないと、やり取りできない」といった不具合が発生することがあります。

採用者側のツールを最新版にアップデートするのと同時に、応募者にもアナウンスしておくことをおすすめします。

ヘアメイクや身だしなみとともに環境の準備もしっかり行い、スムーズなWeb面接を目指しましょう。

 

【著者プロフィール】

 

 

三島つむぎ
ベンチャー企業でマーケティングや組織づくりに従事。商品開発やブランド立ち上げなどの経験を活かしてライターとしても活動中。

 

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