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Web面接のマナーは9つのポイントに注意〜対面面接との違いを解説

近年急増しているWeb面接は、コロナ禍における緊急措置としてだけでなく、今後も面接手法のひとつとして広く定着することが予想されます。

そこで応募者側にとっても採用者側にとっても気になるのが「マナー」です。

対面面接とWeb面接では何が違うのか、Web面接特有のマナーは存在するのか──といった点が知りたいところではないでしょうか。

そこで本稿では、Web面接で注意すべきマナーのポイントを解説します。

 

Web面接と対面面接の違いとは?

まずは「Web面接と対面面接の違い」から見ていきましょう。

■基本のマナーはWeb面接でも対面面接でも同じ

最初に押さえておきたいのが、「基本のマナーは、Web面接でも対面面接でもまったく変わりない」ということです。

基本のマナーとは、具体的には以下を指します。

服装
髪型
身だしなみ
言葉遣い

例えば「服装はどうしよう?」と迷ったとしましょう。

対面面接でスーツを着用するところなら、Web面接でもスーツが正解です。

「自宅で面接を受けるのに、わざわざスーツを着るなんて変?」
などと気にする必要はありません。

一方でWeb面接特有のマナーも存在する

前述のとおり「基本のマナーはWebでも対面でも同じ」が大前提です。

その上でマナーの本質を、
「相手に不快な思いをさせないよう、相手を思いやって気配りすること」
と定義すると、Web面接特有のマナーが見えてきます。

Web面接で最も注意すべき“不快な思い”とは、「画面がよく見えない/音がよく聞こえない」です。

例えば、テレビ番組でもYouTubeでも、
「自分が見たいものが、よく見えない」
「自分が聞きたいことが、よく聞こえない」
…という動画には、強いストレスを感じるものです。

Web面接において、画面を通して相手が見たいものとは「あなた自身の姿」であり、聞きたいこととは「あなた自身の話」です。

相手に自分の姿がよく見えて、声がよく聞こえるように整えるのが、Web面接ならではのマナーといえます。

さらにもうひとつ付け加えるなら、「Webツール上での入退室」もWeb面接だけに存在する特有のものです。

あらかじめポイントを把握しておけば、焦らずに落ち着いて対応できるでしょう。

 

Web面接のマナーで意識すべき9つのポイント

Web面接特有のポイントを踏まえながら、ここからは意識すべき具体的な9つのポイントを解説します。

(1)表情を明確に映す

1つめのポイントは「表情を明確に映す」です。

カメラのセッティングをするときには、
「自分の表情が明確に映っているかどうか」
という視点でチェックしてください。

表情を明確に映すには、窓から差し込む太陽光よりも室内照明のほうがおすすめです。

太陽光では逆光になって顔が暗く映ったり、時間の経過とともに光の強さが変化して、露出の変更にカメラが間に合わないケースなどがあるためです。

昼間であってもカーテンを閉めて、室内照明を利用すると、画像が安定しやすくなります。

室内照明が暗すぎるときには、インスタグラマーなどが使うリングライト(通称:女優ライト)があると、顔が明るくなり便利です。

注意点として、一部のアプリやZoomのツールを利用すると、顔にフィルターをかけることができますが、面接の場で利用するのはやめましょう。

フィルターはあくまで「お遊び」の範疇にあるカジュアルなものです。
面接というフォーマルな場には適しません。

(2)余計なものを映さない

2つめのポイントは「余計なものを映さない」です。

あなた自身を明確に映すためには、あなた以外のモノが極力画面に映らないように工夫する必要があります。

できるだけ背景がシンプルになる場所を選びましょう。理想は白い壁をバックにすることです。

白い壁が難しい場合は、無地のカーテンをバックにする、棚をカバーで目隠しするなどの方法がおすすめです。

なお、先ほど「フィルターの利用は面接に適さない」とお伝えしましたが、バーチャル背景についても同じです。

バーチャル背景を利用すると、背景をおしゃれなカフェ風に変えるなどのアレンジができますが、面接の場には適しません。

たとえシンプルなバーチャル背景を利用したとしても、あなた自身の映像が切れたり乱れたりすることがあり、相手に余計なストレスを与えてしまいます。

バーチャル背景は使わず、現実の物理的な背景をシンプルに変えましょう。

(3)目線は基本的に相手を見る(カメラ目線は時折でOK)

3つめのポイントは「目線は基本的に(画面の)相手を見る」です。

そもそも「Web面接では目が合わない」のが宿命です。画面で相手を見ながら話すと、カメラ目線にならないからです。

それを避けるために、一部では「画面ではなくカメラを見て、カメラ目線で話すのがマナー」といわれているようです。

これも間違いではないですが、カメラ目線で話すことには「画面上の相手の表情が見えなくなる」というデメリットがあります。

加えて、Web上での面接や会議が普及しつつある現在では、目が合わないことに慣れてきている人が多い現状があります。

「カメラ目線で話す=相手の顔を見ないでカメラを見て話している」と相手も理解していますから、人によっては受ける印象が異なるところです。

カメラ目線ではなく、画面を見ながら話している人(目が合わない人)に、「私の表情を確認しながら話してくれている」と、良い印象を持つ人もいます。

どちらの人にも対応するためには、基本的には画面上の相手の顔を見ながら話しかけ、時折、カメラにも目線をやる程度に調整するのがおすすめです。

(4)打鍵音・家族の生活音などの騒音を防ぐ

4つめのポイントは「打鍵音・家族の生活音などの騒音を防ぐ」です。

まず注意したいのが、“ノートパソコンの打鍵音”です。

内蔵マイクがキーボードの脇に付いているパソコンでキーボードを打つと、その打鍵音が相手に大きく響き、とても不快な状態になります。

対策としては、外付けマイクを準備するか、メモしたいときにはパソコンを使わず紙に書きましょう。

次に、自宅からWeb面接を行う場合、意外に相手に聞こえるのが“家族の生活音”です。

話し声やテレビの音はもちろん、食器のカチャカチャ音、ドアの開け閉め音など、かなりの音が相手に届きます。

対策としては、ドアを閉めた個室でWeb面接を行うこと、事前に家族に協力を依頼しておくことが挙げられます。

加えて、Web面接に利用するツール側に雑音抑制機能があれば、オンにしておきましょう。

例えば、Zoomの場合、設定画面から背景雑音の抑制レベルを設定できます。

(5)聞き取りやすいマイクを使用する

5つめのポイントは「聞き取りやすいマイクを使用する」です。

マイクの質によっては、不快なノイズが入ったり、音が途切れたりするケースがあります。

自分ではなかなか気付きにくいので、事前に家族や友人に協力してもらい、問題なく聞こえているかテストしておきましょう。

マイクの質が悪い場合には、別途マイクを購入して対策しておきます。

(6)相手の話が終わってから話す

6つめのポイントは「相手の話が終わってから話す」です。

これは、Web面接に限らないマナーではありますが、Web面接の場合、特に注意が必要です。

その理由は、Web面接で発生するわずかなタイムラグにあります。
会話のテンポがほんのわずかですが、ズレるので、発言が相手とかぶりやすくなるのです。

相手の話の途中で言葉を発して話の腰を折らないよう、相手の話が終わったことを確認してから、落ち着いて発言しましょう。

(7)入室は5分前にする

7つめのポイントは「入室は5分前にする」です。

ZoomなどでWeb面接のURLを受け取ったら、およそ5分前を目安に入室しましょう。

「心配だから30分前に入室しておきたい」という方もいるかもしれませんが、これはおすすめできません。

例えばZoomの場合、そのミーティングのホスト(主催者)に入室した通知が届くことがあるからです。

(8)退室は落ち着いてゆっくりする

8つめのポイントは「退室は落ち着いてゆっくりする」です。

退室するときは、お礼を伝えたあと慌てて退室せずに、落ち着いてゆっくり退室しましょう。

というのは、まだ相手が話しているにもかかわらず途中で退室してしまうと、失礼にあたるからです。

退室ボタンを押した瞬間に、相手がまだ何か話している様子に気付くと、お互い後味の悪い思いをします。

面接が終わったからといって慌てて退室せずに、「もう退室してお互いにOK」と十分確認できてから、「失礼いたします」と一言伝えて退出します。

不安な方は、相手の退室を待ってから退室すると良いでしょう。

(9)トラブル時には電話で連絡する

9つめのマナーは「トラブル時には電話で連絡する」です。

インターネット回線の不都合などで約束時間になっても面接をスタートできないときには、電話で連絡しましょう。

ネット回線が不安定なのにメールなどでやり取りするのは危険です。

また、こういったトラブル時の緊急連絡先をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

 

スムーズにWeb面接を実施するために

今回はWeb面接のマナーについてお伝えしました。

「Web面接で相手に不快な思いをさせないためにはどうすれば良いか?」という視点を持つためには、普段からWeb面接で利用するツールを使い慣れておくことも大切です。

自分で普段から使っていれば、「こうされたら不快だな」と思うことが、実感としてわかります。

面接に利用されるツールはいくつかありますが、最も利用されているZoomから練習しておくと良いでしょう。

また、採用者側として応募者にアナウンスするときには、事前に動作環境・インターネット環境を確認しておいてほしいこと、およびトラブル時の電話連絡先を伝えておくようにしましょう。

なかにはITリテラシーの低い応募者もいますので、Web面接がスムーズに行えるよう、採用者側がサポートすることも大切です。

採用者側のフォロー体制も、Web面接のマナーのひとつと見ることもでき、フォローのしっかりした企業・店舗であれば、おのずと志望率も高まっていくはずです。

 

【著者プロフィール】

 

 

三島つむぎ
ベンチャー企業でマーケティングや組織づくりに従事。商品開発やブランド立ち上げなどの経験を活かしてライターとしても活動中。

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