• 最低賃金に関わる注意点の解説。平成30年間で平均382円も上昇

    お役立ち記事
  • 最低賃金に関わる注意点の解説。平成30年間で平均382円も上昇

    お役立ち記事

最低賃金が改定されるにあたり、アルバイトスタッフを採用されている方は賃金を上げることを検討している場合もあるでしょう。また、具体的にいくら最低賃金が上がるのか、アルバイトスタッフの採用や現在のアルバイトスタッフの時給にどんな影響があるのか気になる方も多いと思います。今回は、最低賃金の改定とアルバイト採用にかかわる注意点について紹介していきます。

最低賃金の改定概要

ここでは、最低賃金の改定の概要について解説していきます。

毎年10月ごろを目処に最低賃金の改定があります。6月から7月ごろにかけて、中央最低賃金審議会から最低賃金の目安が提言されます。それをもとに、各都道府県の労働局長が最低賃金を決定することになります。最低賃金は、最低賃金法により国が賃金の最低限度を定めているものです。

これは、労働条件の改善をはかるためのもので、募集地域の最低賃金額を下回った金額での求人募集をおこなうことはできません。なお、最低賃金は高校生の方や研修期間中の方にも適用されるため注意が必要です。

平成30年間の最低賃金推移(全国加重平均額)をみてみると毎年上がっていることがわかります。平成元年(1989年)から平成30年(2018年)まで382円、約1.7倍も上昇しています。令和においても最低賃金は上昇していくことが想定されます。

出典:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」を加工( https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/)
平成13年以前は「地域別最低賃金に関するデータ(時間額)」を参照(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/12/s1202-3.html)

2019年10月の改定内容

2019年も10月に最低賃金の改定が施行されます。改定内容と発効日について解説します。

出典:厚生労働省「令和元年度地域別最低賃金改定状況」を加工。(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/)

全国のほとんどの地域で20円以上の値上げがなされています。全国で一番賃金が低い地域でも790円、また、東京都や神奈川県など賃金の高い地域では、1,000円を超える改定となります。

最低賃金は10月から改定されますが、発効日は都道府県によって異なるので注意が必要です。10月1日に発効のところもあれば、10月6日が発効日とするところもあります。それぞれの募集地域ごとに確認しておくとよいでしょう。

すでにアルバイトスタッフを雇用している場合、新しく募集する場合の注意点

最低賃金の改定に伴い、雇用中のアルバイトスタッフや新たに募集するアルバイトスタッフの賃金にかかわる注意点を紹介します。

①給与額の変更
アルバイトスタッフを既に雇用している場合には、発効日当日から最低賃金以上の給与を支払う必要があります。たとえば、東京都の場合では、9月30日までは時給985円、発効日の10月1日からは時給1013円へと給与額の変更が必要です。最低賃金の改定は毎年10月に実施されるため、給与計算等を含めて余裕をもった改定をおこなうとよいでしょう。

②求人内容の見直し
新しくアルバイトスタッフを採用する場合にも注意点があります。最低賃金の改定に合わせて求人内容を見直す必要があります。新しい最低賃金の発効日に合わせて、最低賃金以上の金額の時給設定が必要になるため、求人票の掲載内容にも注意する必要があります。

求人票の掲載期間が最低賃金の発効日をまたいでいる場合は、2つの対応方法があります。1つ目として、掲載をはじめるときから改定後の時給を明記しておく方法があります。この場合には、求人内容の書き換えが不要なことがメリットです。2つ目として、時給の変更をする前日又は当日に新しい内容に書き換える方法です。こちらの方法は、求人票を店頭のみに掲載しているなど書き換えが簡単な場合には良い方法でしょう。

まとめ

今回は、最低賃金の改定について紹介しました。改定直前に慌てることがないよう、事前に準備をしておくことがおすすめです。また、毎年最低賃金改定のスケジュールは決まっています。最低賃金の目安が示されるのが6月から7月頃、改定は毎年10月なので、給与改定を年間のスケジュールに組み込んでおくとスムーズにすすむでしょう。最低賃金は毎年上昇傾向にあるため、事前に人件費の変動について見通しをもっておくと良いでしょう。



【ナレビ SNSアカウント】

ナレビ編集部 Twitterアカウント

ナレビ編集部 Facebookアカウント



【ナレビ メールマガジン会員登録】

メールマガジンの会員登録はこちら




【お知らせ】
 
  マイナビバイトでは、全国のアルバイトの労働市場のデータをまとめたレポートを毎月作成しており、「アルバイトの労働市場の全体像を把握したい」「最新のトレンド情報を知りたい」という方向けに公開をしています。


 
    【アルバイト労働市場レポート】
      <内容>
      ・就業状態別の労働人口
      ・都道府県別就業者数
      ・有効求人倍率の推移
      ・アルバイトに関する最新のトレンド情報
      など
     
      詳細をご覧になる場合は、こちらの「9月 アルバイト労働市場レポート」よりご覧ください。

ナレビに関する取材、記事の掲載、お問い合わせに関しては、下記までご連絡ください。

お問い合わせはこちら
TOP