アルバイト採用の面接において、合否は「後日改めて連絡」という形式が一般的です。(もちろんマッチした人材であった場合即採用の判断をする場合もあります。)
面接後は採用に向けての検討期間となりますが、実際に応募者への結果通知はどのくらいの日数を目途にすればいいのでしょうか。
目次
結果通知までのベストな期間
求職者に面接から結果通知までの期間はどのくらいがベストなのか、アンケートを実施しました。
半数以上の回答が「1日以内」から「1週間程度」までを希望しているという結果でした。とくに、「1日以内」については2015年から2018年にかけてが5.7%から10.5%に増えており、早い結果通知を望む求職者が増えている傾向にあります。また、「3日以内」と「1週間程度」はそれぞれ3割前後を占めています。
※図1:2015年~2018年マイナビ「アルバイト求人に関する意識調査」
2015年(n=3,719)2016年(n=3,600)2017年(n=3,600)2018年(n=3,120)
一方で「2週間程度」は3%前後、「1ヶ月先でも構わない」は1%前後と少数意見にとどまっています。
アルバイト・パート募集時において採用後に「すぐに働ける」というアピールポイントを設定する企業も増えており、結果通知においても迅速な対応が求められているようです。
1社だけではない? 採用が決まるまでの並行応募社数
早く働きたいというニーズが高まりつつある中、実際に採用が決まるまでに複数社の応募を「並行」して進めている求職者もいます。
下記のアンケートはアルバイト採用が決まるまでに応募する社数について聞いたものです。
「1社」が3割前後と最も多い回答になっていますが、「2社」~「5社以上」の合計が4割前後と全体的にみると並行して応募している求職者が多い結果となっています。
※図2:2015年~2018年マイナビ「アルバイト求人に関する意識調査」
2015年(n=3,719)2016年(n=3,600)2017年(n=3,600)2018年(n=3,120)
特に「それ以上(5社以上)」の回答が2015年~2018年にかけて3.3%から8.2%へ増加しており、一人あたりの応募社数が増えている傾向にあり、自社の結果通知を出す前に他社での採用が決まってしまうことも考えられます。
まとめ
採用検討し結果を通知する期間については、求職者の視点では「1日以内」から「1週間程度」までがベストといえる結果になりました。各社ごとに募集の規模や採用検討フローが異なるため、すぐに採用という決断が出せない場合もありますが、求職者側の状況としては「並行応募」の社数が増えている傾向にあります。
結果通知までの期間が長くなると、良い人材が「他社に採用されてしまうリスク」が出てきます。せっかくきた応募を無駄にしないように、面接から結果通知までのフローの整理や、判断基準を見直してみるのも、採用効率化への近道になるはずです。
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