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アルバイトスタッフに欠員が出た際、やるべきこととは? 

アルバイトスタッフを抱えている企業・店舗で避けて通れない問題が「欠員」です。少子高齢化による若手の人手不足により、スムーズなアルバイトスタッフ採用が厳しくなりつつある昨今ですが、今回はさまざまな業界で欠員が出た際にどのように動くべきか、アルバイト採用を効率的に成功させていくヒントを考察していきます。

目次

アルバイトスタッフの募集に至ったきっかけ・その理由とは

欠員を充足させるために、どのような採用手段が選ばれているのか

「効率的なアルバイトスタッフ採用」を成功させるための施策とは

まとめ

アルバイトスタッフの募集に至ったきっかけ・その理由とは

まずは、どのような経緯でアルバイトスタッフを募集するに至っているのか、各社のアンケート結果を見ていきましょう。

「アルバイト採用活動に関する企業調査」の下記のアンケートによると、回答のあった全1,323社のうち918社が、その理由として、「欠員に対する補充」と回答しています。これは全体に対して69.4%となり、最も高い数値となりました。「アルバイトに欠員が出た」、あるいは「欠員が予定されている」という時点で、採用活動を始めた企業の割合が、全体の約7割を占めていることがわかります。

アルバイト採用を行った理由をすべてお選びください

 

また、警備・交通誘導(セキュリティ・設備工事など)、配送・引っ越し・ドライバー(陸運)、建築・土木作業員(建設・土木)の業種では、「社員登用を前提とした雇用」を目的としてアルバイト採用をおこなっている割合が全体よりも高い数値となっています。

アルバイト人材の過不足感出典:2019年1月 株式会社マイナビ 社長室 リサーチ&マーケティング部 アルバイトリサーチチーム「アルバイト採用活動に関する企業調査」

採用担当者の過不足感としては、不足していると考える割合が6割を超えており、警備・交通誘導(セキュリティ・設備工事など)、清掃(ビル管理・メンテナンス)の業種は8割を超える割合で人材が不足しているという回答結果になっています。

欠員を充足させるために、どのような採用手段が選ばれているのか

欠員を充足させるためにどのような採用手段を選択したかというアンケートをみると「Webサイト」を利用したという回答が最も多く62.1%で、次いで「その他」が49.7%、「フリーペーパー」(駅のラックなどに配置されている無料の求人誌)で45.1%、「折込求人紙」の32.6%という結果となっています。利用率が低いのが「Web広告」8.8%で、自社サイトなどでの採用活動があまり積極的に行われていないことがわかります。

利用した求人媒体 今後利用したい媒体

出典:2019年1月 株式会社マイナビ 社長室 リサーチ&マーケティング部 アルバイトリサーチチーム「アルバイト採用活動に関する企業調査」

また、「その他」とは「店頭ポスターでの求人掲示」や「知人からの紹介」「ハローワークの利用」など、「Webサイト」に頼らない採用活動をおこなっていることを指します。さらに最近では「SNS」を活用するという若年層を意識した施策もあります。

紙媒体もまだまだ利用されていますが、アルバイトスタッフの欠員という新しい人員確保を急ぐ場合、「求人専門のWebサイト」は今後も利用したいという声が54.8%と最も高く、選ぶ人が多い傾向があります。このように募集手段だけでも様々な方法があるため、自社の採用を成功させるためにどんなメディアが最良なのかが、よく検討をして選択する必要があります。もちろん費用対効果や告知する地域など、ケースにあったものを選択することが大切です。

 

「効率的なアルバイトスタッフ採用」を成功させるための施策とは

では、実際にアルバイトスタッフ採用を成功させるためには、どのような施策がおこなわれているのでしょうか。下記のグラフでは、「給与の増額」「シフトの緩和」「シニア層の積極採用」の実施した割合が高く、今後実施したい施策では「職場の設備の充実・改善」「福利厚生面の充実」が注目されているようです。また、「外国人の積極採用」に関しては、実施した割合は少ないのですが、効果のあった施策としては、57.9%と高い結果となっています。
2019年4月から、新たな在留資格である、「特定技能」の受け入れが開始されました。今後も活躍が期待される外国人に関して、採用の取り組みを検討してみるのもいいでしょう。
人材不足の救世主となるのか!? 外国人労働者の現状

出典:2019年1月 株式会社マイナビ 社長室 リサーチ&マーケティング部 アルバイトリサーチチーム「アルバイト採用活動に関する企業調査」

「シニア層の積極採用」は、警備・交通誘導(セキュリティ・設備工事など)や清掃(ビル管理・メンテナンス)において、約4割の事業者が効果UPのために実施をし、定年後の良好な働き口を求めているシニア層にフォーカスしていることがわかります。また、効果のあった割合も全体と比較して高い数値となっています。

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まとめ

今回は、アルバイトスタッフの欠員問題に際して、採用担当者としてどのように動くべきかという点で考察してきました。内容をまとめると3つのポイントが挙げられます。

・アルバイトスタッフの欠員を想定した採用プロセスを、あらかじめ準備しておく

・募集方法としては「求人専門のWebサイト」を選ぶ人が多い

・応募効果UPのために多く実施されているのが「給与の増額」「シフトの緩和」「シニアや外国人の積極採用」の3つ

アルバイトを雇用する上で急な欠員、新しい人員確保は避けては通れない道ですが、こちらのポイントを踏まえることで採用成功への一歩になればと思います。

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